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愛知の高校生 助っ人に 小矢部で「新・草刈り十字軍」

頑張ろうと気合を込める愛知県から参加の高校生(中央3人)と会長の松井美樹さん(右)ら=小矢部市戸久で

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 富山を舞台にした森林保護の草刈りボランティアを継承する「新・草刈り十字軍」の2年目の活動が23日、小矢部市で2泊3日の日程で始まった。県内外の常連のほか、新たに愛知県豊橋市の高校生男女3人が初参加した。2年前に43年間の歴史を終えた活動が、力強く息づいている。(山森保)

 高校生はいずれも豊橋中央高校の生徒会役員。同校は草刈りの活動終了を惜しみ、新十字軍の発起人になった会長の松井美樹さん(26)=愛知県豊橋市=の母校でもある。

 松井さんが同校の生徒会長だったときに活動を紹介し、参加のきっかけになった同校の顧問が、今度は松井さんの奮闘ぶりを生徒に教え、生徒たちが「自分もやってみたい」と参加を申し出た。

 二十二日に大阪、兵庫、石川など七府県のメンバーと小矢部市戸久の宿舎に集合。この日午前六時すぎから総勢十四人で近くの雑木林で作業を開始した。暑さと闘いながら、背丈ほどの草を刈ったり、のこぎりで竹を切り倒したり。生徒会長の立岩星空(せいら)さん(三年)は「暑いし、きついし、虫もいるけど、心の強さ、忍耐力を身につけたい」。副会長の本田カズヒロさん(同)は「つらいけれど、きれいに刈れると気持ちがいい」と笑顔を見せた。

 旧十字軍を含め、今回で二十回目という最年長の徳島県小松島市の松田英一さん(83)は「特別に教えなくても、活動の中で学んでもらえるはず。仲間と汗を流した後の達成感は格別」と生徒たちを見守る。雑草と格闘した経験や出会いを財産にしてきたという松井さんは「自分と同じように何かをつかんでほしい」と願っている。

 草刈り十字軍 1974年、富山県立技術短大(現富山県立大)教授だった足立原貫さん(88)らが山林への除草剤の空中散布に反対し、全国の若者に呼び掛けて始まった。手で草を刈ることで環境を守る大切さを身をもって学び、交流する。富山、黒部、射水、小矢部の4隊を編成、約300人いた参加者は高齢化もあり、近年は減少。49人が参加した2016年8月を最後に活動を終了した。

 

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