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空き家が大変身 外国人実習生 宿舎 @砺波

きれいに改修されたキッチン=砺波市柳瀬で

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6人入居 企業と地元、利害一致

 砺波市柳瀬の空き家が、地元の協力で外国人技能実習生の宿舎に生まれ変わった。二十二日、近くにある受け入れ企業の電子部品製造会社「パナソニック・タワージャズ・セミコンダクター」と家主の間で建物の引き渡しがあった。二十三日から六人が入居する。(山森保)

 同社初の実習生で、会社近くで物件を探したがほとんどなく、柳瀬地区に相談した。地区では三年前に空き家を考える会を設置。市委嘱の空き家コーディネーターもいて、家主との間を取り持ったほか、町会、近隣住民と二度の説明会を経て、最終的には不動産業者を間に入れて、家主と同社が賃貸契約を結んだ。

 住宅は広さ千平方メートルの敷地に立つ、築約四十年の木造二階建て。十年近く空き家だった。考える会の住民たちがトラック五台分の不用品を搬出し、家主が空き家改修の市の補助金(上限二十万円)を受け、畳の入れ替えや水回りなどを整備。会社側が布団やテーブル、冷蔵庫、ロッカーなどの備品を用意した。会社は定住促進空き家活用補助金として月一万円の家賃補助を受けることができる。

 地区自治振興会の武波勇二会長は「有効活用のモデルになれば。地域行事にも参加してほしい」と期待。家主の女性は「草刈りが大変で手に余っていた。地元の優良企業に貸せて良かった」と笑顔を見せた。

 同社の領家一宏砺波人事課長は「地域貢献につながればうれしい。地域と良好な関係を築いていきたい」と話した。同社は魚津市の生産拠点でも実習生を受け入れ、今後、増員する可能性もあるという。

 市担当者によると、三月末で市内には四百六十七軒の空き家がある。増加傾向にある半面、売買や賃貸など徐々に有効活用への理解も広がり始めている。

 

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