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家持の功績 文学賞で発信 生誕1300年式典で初授与

石井隆一知事(左)から表彰を受けるマイケル・ロングリーさん=富山市新総曲輪の県民会館で

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 万葉集の編さんに関わったとされる歌人大伴家持の生誕千三百年記念式典が二十八日、富山市新総曲輪の県民会館で開かれた。家持が国守として過ごした高岡市が昨年開いた式典に続き県が企画。新設の文学賞の授与や越中万葉に関する催しなどで、家持が詠んだ富山の魅力を発信した。

 日本の影響を受けた作品がある北アイルランド出身の詩人マイケル・ロングリーさん(79)に、世界の優れた詩人をたたえる「大伴家持文学賞」を授与。北海道出身の歌人山田航さん(34)に、県ゆかりの優れた若手詩人をたたえる「高志の国詩歌賞」を贈った。

 石井隆一知事は「家持は世界に誇る文化人。功績を発信していきたい」とあいさつ。ロングリーさんは「身に余る賞を頂き、大変光栄」と感謝し、日本との関わりを振り返った。山田さんは、曽祖父が小矢部市から北海道に移り住んだルーツに触れ「日本文学の可能性を広げることを意識していきたい」と誓った。

 滑川市出身の女優室井滋さんによる詩の朗読や、富山市出身の小説家山内マリコさんらを迎えての詩歌にまつわる討論会、雅楽師東儀秀樹さんによる記念演奏などもあり、約千人が来場した。関連事業として、大伴家持や越中万葉を題材にした文芸、美術作品を紹介する「芸術文化展」を県民会館で二十九日まで開いている。入場無料。 (山本真士)

 

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