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涙流せるくらい やりきって きょう1回戦 スタート

昨夏、富山大会を制した高岡商の土合伸之輔さん=高岡市営城光寺野球場で(昨年7月撮影)

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高岡商 昨年Vチーム主将

土合さん 全球児にエール

 第百回全国高校野球選手権富山大会は十三日から一回戦が始まる。開幕を前に、昨夏優勝した高岡商のエースで主将だった土合(どあい)伸之輔さん(19)に大会を振り返って、出場する全球児にエールを送ってもらった。(向川原悠吾)

 土合さんは昨年、初戦から準決勝までの四試合に登板。そのうち三試合で先発し、準決勝の新湊戦では、9回2失点の好投で、チームを決勝に導いた。

 力投の背景には「仲間の支えがあったから」と話す土合さん。富山大会初戦の滑川戦では、7回5失点で降板していた。八回から後続が相手を抑え、1点差で辛くも勝利したが、「優勝候補のエースで主将」という肩書で「プレッシャーとかいろいろ考えすぎた」と背負い込んでいた。

 試合後、母親に言われたことは「一人で頑張るのも分かるけど仲間の支えを忘れちゃだめだよ」。それまで、手足がつっても試合に出続けていたが「後ろには仲間がいる」とワンプレーに集中できるようになれた。

 抑えで登板した二戦目は無失点で試合を締め、先発した三戦目も、無失点で後続に託した。試合を重ねるたびに投球がよくなっていったのはチームメートへの信頼と感謝からだ。

 決勝は出場しなかった。大会前は、自分が優勝させると意気込んでいたが、試合後は「みんなここまで連れてきてくれてありがとう」と気持ちが変わった。うれし涙も生まれて初めて流した。「あそこまで思えたのは野球とそれだけ向き合えたからだと思う」と振り返った。

 土合さんは今、一年生四十五人が入部した大学野球の強豪桐蔭横浜大で日本一を目指している。その仲間とよく話すのが高校野球のことだという。「甲子園に出ても出てなくてもみんな高校野球を楽しそうに話すんです。甲子園に向かって仲間と取り組めたからだと思う」

 球児たちに向けて、「感謝することでいいプレーにつながる。勝って涙を流せるくらいやりきってほしい」と激励した。

 

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