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家持の長歌 オペラ調に 氷見でフェス

大伴家持の長歌をオペラ調に仕立てた曲を披露する沢武紀行さん(右から2人目)ら=氷見市の十二町潟水郷公園で

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テノール歌手が曲披露

 奈良時代に越中国司として県内へ赴任した万葉歌人大伴家持の生誕千三百年を記念する「HIMI(ヒミ)万葉festival(フェスティバル) IN(イン) 布勢水海(ふせのみずうみ)」が十日、氷見市の十二町潟水郷公園であった。射水市出身でドイツ在住のテノール歌手沢武紀行さんが万葉衣装に身を包み、家持の長歌を基にしたオペラ調の曲を披露した。

 家持は七四七年六月に初めて氷見を訪れ、十二町潟に名残のある布勢水海に舟を浮かべて遊覧したとされる。潟の美しい景色を詠んだ家持の長歌に沢武さんが曲を付け、今回の催しに合わせて新曲「布勢水海に遊覧する賦」を仕上げた。

 この日は新曲を含む四曲を力強くも優雅に歌い上げ、琴の正派柊会(せいはひいらぎかい)の三人がみやびやかな音色を奏で、ピアニスト竹内佳代さんも万葉衣装姿で出演した。沢武さんは「布勢水海は氷見の人の誇り。この場所で感じる雄大さを曲にした」と話した。

 木舟で潟を遊覧する催しもあり、来場者らは長歌に詠まれた家持の気分を堪能。氷見市幸町の坂本弘さん(80)は「人の力で動くのに温かみを感じて、童心に帰った気持ちになった」と笑顔だった。市などが主催した。 (山本拓海)

 

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