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オオカミ 丁重仲間入り フミの死経て…負担軽減配慮

新しく仲間入りしたシンリンオオカミのシートン=富山市ファミリーパークで(同パーク提供)

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ファミリーパークに シートン(♂・7歳)

 富山市の動物園「市ファミリーパーク」に七日、シンリンオオカミの雄「シートン」(七歳)が仲間入りした。同園では雌のシンリンオオカミ「フミ」が一般展示ができないまま、搬入の一カ月後に死んだばかり。二の舞いにならないよう園担当者は「注意深く小さな変化を見逃さないようにして、早く見てもらえるようにしたい」と意気込んでいる。(向川原悠吾)

 シートンは群馬サファリパーク(群馬県富岡市)からブリーディングローン(繁殖目的の借り受け)で移された。体重は約二七キロ。親は同園で飼育中の雄のシンリンオオカミ「サスケ」(十四歳)の子どもで、孫の関係に当たる。

 シンリンオオカミの平均寿命は十四歳といわれ、高齢なサスケは足腰が弱く、六月から一般展示を休止している。フミは十月十二日に搬入されたが、違う環境になじめずにストレスで免疫力が低下。十一月十三日に感染症にかかって死んだ。

 その反省から、今回入ったシートンには普段と違う環境へのストレスを少しでも和らげるよう工夫を施した。検疫の一部を出発前に行い、通常二週間ほどかかる検査を十日間ほどに短縮、負担を軽減した。約四時間半をかけて陸路で輸送され、園舎に運ばれた際はしっぽを丸めておびえたそぶりを見せたが、餌の馬肉などをたいらげ、すっかり緊張がほぐれた様子だった。

 同園動物課の小峠拓也課長代理は「元気そうで良かった。これからが大事なので通常よりも頻繁に観察するようにしたい」とひと安心しつつも、気を引き締めていた。

 シートンは今後、新しい環境に慣らすために一定の期間が設けられるため、展示の開始時期は未定。同園は若い雌の搬入も検討しており、将来的な繁殖を目指している。

 

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