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高岡市 総合体育館 着工見送り 市長「財政再建へ注力」

取材に答える高橋正樹市長=高岡市役所で

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 高岡市の高橋正樹市長は七日、市財政健全化緊急プログラムを円滑に進めるため、二〇二〇年東京五輪・パラリンピック前の完成を計画していた市総合体育館建設の着工を見送る考えを示した。同日の同市議会十二月定例会本会議の金森一郎氏(自民同志会)の代表質問に、高橋市長は「苦渋の決断で、じくじたる思い」と答え、財政再建の方に注力する決意を述べた。体育館の着工時期は明言を避けた。(武田寛史)

 市総合体育館は、同市二塚の高岡スポーツコア内に総事業費七十八億円を投じて整備する予定だった。ところが、八月に開札されたアリーナ棟新築工事などの条件付き一般競争入札が、屋根の構造やコストの問題で入札者が参加辞退して中止となり、設計の見直しが迫られた。

 市は、東京五輪・パラリンピックのホストタウンにポーランドのレスリング競技が登録され、五輪に出場する場合、直前合宿を開催する約束を同国のレスリング協会と結んでいる。合宿の受け入れについては、市は竹平記念体育館など既存施設で対応できると見込んでいる。

 取材に高橋市長は「起債に頼らざるを得ず、今の着工は厳しい。関係者には事情を説明したい」と答えた。

 また、天井の耐震改修などで来年一月から秋まで休館する予定だった市民会館(同市古城)について、高橋市長は来年秋以降も休館を延長する考えも示した。老朽化で、音響や電源の設備の改修費四億〜五億円の費用が見込まれることから、耐震改修工事の中止を決定した。今後、同会館の廃止も含めた判断は市総合体育館の建設後になるとみられる。 

 

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