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雪ニモマケズ就航率98% 富山空港 冬季0.7ポイント増

大雪の中、空港に着陸する飛行機=今年1月、富山空港で

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GPS、高性能レーダー運用奏功

 富山空港の昨年十二月から今年二月の国内定期便の冬季就航率が、前季比0・7ポイント増の98・0%に上ったことが分かった。県が九日に発表した。富山空港は降雪などで冬に欠航しやすいことが課題だったが、県が近年、国土交通省や全日空などと本格運用を始めた対策が奏功したという。

 主な対策は、パイロットが空港接近時に着陸を判断する高度の変更。衛星利用測位システム(GPS)を使う飛行方式の導入で、北側からの進入は三十メートル、南側は五十五メートル引き下げた。高度の引き下げで、上空に雲があっても滑走路を確認できる可能性が高まった。

 これとは別に、県内外に設置された高性能な気象レーダーの運用も始めた。従来は空港内の小型レーダーを使っていた。この変更で、狭い範囲で平面的に捉えていた雲が広域で立体的に捉えられるようになった。

 対策の効果を調べるため、全日空が乗務員に聞き取りをしたところ、昨冬の富山行きの羽田便と札幌便の計四百五十便のうち、十四便が欠航を回避できたことが判明した。富山の悪天候で着陸できなかったのは九便、富山と無関係の理由で欠航したのは七便だった。

 富山空港では、北陸新幹線と競合する羽田便の一日四往復維持が重要目標となっている。県交通政策課の担当者は「冬に欠航するというイメージがあると利用してもらえなくなる。冬季就航率の改善は、羽田便維持に向けて一歩前進」と話している。 (山本真士)

 

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