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秋の叙勲 県内から48人 旭日単光章

 三日付で発表された秋の叙勲で、教育や地方自治など各分野で功労のあった県内在住者は四十八人が受章した。このうち、旭日単光章に輝いた元県水泳連盟副会長の山崎哲正(あきのぶ)さん(77)=富山市若竹町=と、県薬業連合会副会長の吉田昌雄さん(77)=滑川市河端町=に喜びの声を聞いた。

山崎哲正さん(77)=元県水泳連盟副会長、富山市

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泳ぐことが生きがいに

 高校時代から競泳で国体に七度出場し、選手を引退後は県水泳連盟理事長などとして次世代の育成や環境整備に尽くしてきた。

 中学で水泳部に「なんとなく」入部。当時、室内はおろか屋外にもプールはなく、広田用水や神通川で泳いだ。危険でいろんなものが流れてくる「自己責任の世界」。それでも「泳ぐことが生きがいだった」。高校でもプールは年に一回しか水を替えられないような環境だったが、北陸の大会で記録を残してきた。

 一九八八年から県水泳連盟理事に。二〇〇〇年のきらりんぴっく富山では、障害のある選手が安全に泳げるよう行政サイドと何度も交渉を重ねて、施設を整備した。

 中学の恩師を「技術を教わったわけではないが、人間育成の糧になっている」と振り返り、次の世代には「目標を持って素直に」と期待をかける。 (柘原由紀)

吉田昌雄さん(77)=県薬業連合会副会長、滑川市

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置き薬の良さ伝え続け

 父から引き継いだ医薬品配置販売業に六十年近く携わっている。「調子が悪いときに使えるのが置き薬。『あって良かった』と喜んでもらえるのがうれしい」。生涯現役で富山の売薬を守り続ける。

 一生懸命に仕事に励む父の姿が印象的で、高校生のころには後を継ぐと決めていた。最初は柳ごうりを背負って顧客を回るのは「気恥ずかしかった」が、薬の点検や説明などに夢中で取り組んだ。一年間に富山、北海道、栃木、石川の顧客二千軒以上を訪ねた。

 当時は少なくとも県内に一万二千人いた同業者が、今は千人にも満たず、後継者の確保は業界の課題。「物売りになってはだめ。置き薬の良さをどう理解してもらうか問われる」。業界団体の役職にも就き、普及活動にも努めている。

 「目標を持つことが元気のもと。できる限り仕事は続けたい」 (山中正義)

 

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