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富山大空襲語り継ぐ 和田氏 証言や文献から検証

富山大空襲の際の防空壕について解説した和田雄二郎事務局長=富山市内で

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 「富山大空襲を語り継ぐ会」の和田雄二郎事務局長(80)=富山市=による報告会「防空ごうとは何だったのか」が十八日、富山市内で開かれ、「防空壕(ごう)の安全を信じ切って、命を失った市民が多かった。市民にとって死に場所でしかなかった」と指摘した。(木許はるみ)

多くの市民犠牲 防空壕信じ切り

 和田さんは、富山大空襲の体験者らの証言などの文献から防空壕の意味を検証。「防空壕がお粗末なものに変わり、末期には屋根のない素掘りのものも登場した。じゅうたんのように降ってくる焼夷(しょうい)弾にはまったく無力だった」と分析した。

 防空壕は安全を確保する場所ではなく、「爆弾落下をやり過ごしたら、すぐに飛び出して消火にあたるもの」として、初期消火のための「待避所」と位置づけられていたと説明。「防空壕に入ったら危ない」と聞かされ、「入るのをやめて命拾いした人もいる」と解説した。

 同会は毎年四回程度、富山大空襲を学ぶ会を開催。今回は十六人が参加した。

 

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