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制作費 ネットで募る 壁乗り越えてきた姿「女性史」 自分の生き方「みらい手帖」

女性史とみらい手帖を制作する寄付金をインターネットで募る大坪久美子さん=高岡市末広町で

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高岡のNPO法人

 女性の視点でまちづくりを考える高岡市のNPO法人「Nプロジェクトひと・みち・まち」(Nプロ)が、市内の女性の生涯を追った女性史と自分の望む生き方をつづる「みらい手帖(てちょう)」の二種類の本の制作費をインターネットで募っている。大坪久美子理事長(43)は「勇気を持って壁を乗り越えてきた女性の姿を通して、誰もが自分らしく生きられる一助になれば」と思いを込める。

 女性史は、高岡市中田の伊藤冴子さん(83)に、Nプロが二〇一五年から二年間聞き取りした。伊藤さんは同市戸出の出身で、戦後に高校進学を希望するもかなわず地元の紡績業に就職。十八歳で労組の婦人部長になり、工場長に頼んで休憩場所を確保。一九五四年には「全国婦人会議」に県から一人で参加し、女性の残業を求める声がある中「男性も残業しない労働環境にするべきだ」と意見した。

 年表と伊藤さんの生い立ちを並列させ、読者も自分史を書き込める構成にする。

 みらい手帖は自分の挑戦したいことや周囲にお願いすること、最期をどうするかについて質問が書いてあり、希望を書き込めるようになっている。

 寄付はインターネットで資金を調達する「クラウドファンディング」を活用。大手の「レディーフォー」(東京)に登録し二十六日までに五十万円を目標に協力を求める。女性史で取り上げられた伊藤さんは「『おかしないけ』と思うことを言葉にして、周りの人と話し合う大切さを知ってほしい」と話す。サイトは「誰もが尊重される社会をめざして」で検索する。(問)Nプロ090(3765)1493 (高島碧)

 

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