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芥川賞作家の作風の原点は 富山 柴崎友香さんが講演

作風の原点を語る小説家の柴崎友香さん=富山市のTOYAMAキラリで

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 二〇一四年に「春の庭」で芥川賞を受賞した小説家の柴崎友香さん(43)=東京都=の講演会が二十日、富山市のTOYAMAキラリで開かれた。柴崎さんは「淡々とした日常を書いているとよく言われるけれど、どんな毎日も違って、二度と同じ日はない」と話し、「今ここで話していることも、奇妙なことに思える」と独特の価値観を展開した。

 柴崎さんは、作風の原点となった幼少期の経験を紹介。ぜんそくの持病で、明け方まで寝付けないことがあり、「自分だけが別の世界にいるようだった。夜が本当の時間で、昼が夢の時間のような違和感を持っていたことが、今に続いている」と話した。

 小学生のころ、教科書に載っていた詩「シャボン玉」に感動し、「普段使っている言葉を並べるだけで、違う世界がつくれる。自分もいつかつくりたいと思った」と小説の土台になったことを説明した。

 大阪市出身で、富山来県は立山を訪れた中学校の修学旅行以来という。「路面電車がある街は、どこも良いところ。今朝は立山から昇る朝日が見られて、とても幸運だった」と話した。講演会は富山市立図書館が企画し、約百人が参加した。 (木許はるみ)

 

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