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万葉線 除雪に先手 大雪教訓、マニュアル改正

(上)昨年1月の積雪による運休を受けて改正した万葉線の除雪作業マニュアル=高岡市の万葉線本社で(下)民家の屋根に早朝の雪が残るまちなかを走る万葉線=高岡市本町で

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日中、降り始めから対応

 高岡、射水両市を結ぶ万葉線は、昨年一月に大雪で全面運休して復旧に丸四日かかった教訓を踏まえ、除雪作業マニュアルを改正して今季の積雪に備えている。新マニュアルでは、日中の雪の降り始めから線路を切り替える転てつ機のヒーターを入れるなど、先手を打って運休を防ぐ。

 万葉線は昨年一月二十四日正午ごろから、線路上に積もった雪やレールの溝が氷で埋まった影響で車両が動かなくなった。除雪車はレール上にできた氷の膜で車輪が空転して使えず、シャベルやつるはしでの人海戦術を強いられた。社員総出で除雪し二十八日午後に復旧した。終日運休は二〇〇二年の開業以来初めてだった。

 旧マニュアルでは、雪が積もりやすい夜間の除雪体制のみ、積雪量に応じて三段階に分けて定めていた。昨年の大雪では日中も気温が上がらず雪が積もり続けたため、初動が遅れて大規模な運休につながった。

 昨年三月に改正した新マニュアルでは、除雪に使う建設機械や除雪車、ホームの散水装置など機器ごとに運用方針をまとめ、日中も降雪、積雪量に応じて対応できるよう基準を定めた。代行バスの手配や運輸局への連絡、電話対応などもマニュアルで明文化した。除雪の外注業者との契約を拡大させ、除雪するホームの増加やレールへの融雪剤の散布も盛り込んだ。

 昨年末には散水装置の点検やヒーターの動作確認のほか、全社員でマニュアルの手順を再確認した。同社の黒谷和宏技術課長(50)は「昨年のような運休は二度と起こしてはいけない。早めの対応で運行に支障が出ないようにしていく」と話した。 (山本拓海)

 

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