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W鈴木の挑戦 〜翔太と博志〜

博志「成長見せたい」 浜松で24日横浜戦

24日の横浜戦に向け意気込みを語る鈴木博志投手=16日、ナゴヤドームで

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 プロ野球は十六日、後半戦が始まった。中日の巻き返しの旗手として期待がかかるのが、七月から最終回の抑えを任されるようになったルーキー鈴木博志投手(21)=磐田東高卒、ヤマハ出身=だ。この日、中日は本拠地ナゴヤドームで広島に1−5で敗れて登板はなかったが、博志投手は前半戦を振り返り、「出来過ぎなくらい」と満足した表情で語った。二十四日には浜松球場で横浜戦がある。「成長した姿を見せたい」と意気込んでいる。

 慎重に言葉を選ぶ様子も成長の証しだ。「とにかくやるしかなかった。与えられた仕事を全力で、ゼロに抑えることを意識してやってきた結果」。前半戦、三十九試合に登板し、4勝3敗3セーブ11ホールド。リーグ最多タイの登板数で大車輪の活躍を見せる。

 開幕から九試合連続無失点を記録したが、その後は打ち込まれた試合もあった。「いつ投げるか分からないポジション。常に緊迫していて、疲れがたまった。四球が増えて、投げたいところに投げられなくなった」と悩んだこともあった。先のことを考えず、目の前の試合を全力で投げ抜き、気づけばクローザーに抜てきされた。

 開幕前から望んでいた場所に、三カ月余りでたどり着いた。「七、八回とはまた違う重圧がある」とやりがいを感じる。現在五位のチームがクライマックスシリーズ進出に向けて浮上するために、欠かせない戦力になった。「今後も(クローザーを)任せてもらえるような信頼感を得たい」と話す。

 オールスターゲームのファン投票の中継ぎ部門では二位(二十万七千七百八十九票)になり、出場が期待された。結局かなわなかったが、「一年目なのに投票数も多くてうれしかった。そこまで行ったら出てみたかったというのもある」と本音をのぞかせた。

 博志投手のプロ一年目の成績と、チームの浮沈を占うであろう一戦が、二十四日午後六時から浜松球場で行われる横浜戦だ。浜松球場は、高校時代から何度も登板し、ヤマハのキャンプでも練習を重ねた思い出の地。「打たれて負けたイメージが多い」と苦笑いしつつも「落ち着くというか、懐かしい気持ち」と思いをはせる。

 「プロになって直球の質が上がり、コントロールも良くなった。今まで見たことないような投球を披露したい」と気合を入れる。竜の守護神が、うだるような暑さを吹き飛ばすように、横浜を全力でねじ伏せる。

(荒木正親)

 

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