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W鈴木の挑戦 〜翔太と博志〜

新春対談 遠州の星、飛躍誓う

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 今年の中日ドラゴンズの躍進は「W鈴木」に懸かっている−。二〇一四年ドラフト一位入団の鈴木翔太投手(22)と、一八年ドラフト一位入団の鈴木博志投手(20)。同じ遠州出身の二人が昨年を振り返り、今年の目標を語り合った。翔太投手が先発のマウンドに立ち、抑えの博志投手が勝利を締めくくる。そんなシーンを互いに思い描く。

 −互いの印象はどうでしたか。

 [翔太投手(以下、翔太)] 高校時代は知らなかった。昨年のシーズン中、宇野勝さん(元中日)から「ヤマハに良い選手がいるよ」と教えてもらった。150キロを超える速い球を投げると。会ってみると思ったより体が大きい。それだけの球を投げられる体だなと思った。

 [博志投手(以下、博志)] 高校の時から(二年だった一二年の夏の県大会でベスト4など)注目されていて、テレビで見ていた。柔らかいフォームで切れの良い直球を投げる。会って話してみると本当に優しいし、かっこいい。

 −昨年、翔太さんはプロ初勝利を含む5勝を挙げ、博志さんはドラフト一位に指名されました。

 [翔太] 入団して三年間、一つも勝てなかった。昨年は結果を残せなかったら野球をやめるという覚悟を持って臨んだ。初勝利(五月九日のDeNA戦)の前、(同二日の)広島戦は五回途中で降板。敗戦投手となったが、試合をつくったことは自信になった。(六月二十七日の)浜松球場での阪神戦で4勝目。ローテに残るために結果を残そうと必死で投げた。

 [博志] 社会人三年目で、ようやく一年を通して投げられた。体ができて、けががなくなり、戦う力がついた。ドラフト一位は目標だったが、そのために頑張ったのではない。どうしたらチームが勝つか、チームで自分が役割を果たせるか考えながら、一試合ずつ頑張った結果がドラフトにつながった。

 −二人ともけがを乗り越えて、昨年の良い結果がありました。

 [翔太] (プロ三年目の)一六年の春季キャンプから帰ってきてすぐヘルニアで離脱。自分の球が投げられず、野球をしていて楽しくなかった。個人トレーナーをつけて動きが少しずつ変わり、球が良くなった。一六年がプロの中でターニングポイントになった。環境を変えて一からやり直し、昨季の結果につながった。

 [博志] 高校二年のときに右ひじを痛め、疲労骨折が分かり手術。高校からのプロ入りも諦め、社会人三年目でドラフト一位でプロ入りする目標を立てた。ヤマハに入社後も一年目は投げず、体づくりを重点的に行い球速が伸びた。手術後、なかなかひじが良くならず、野球をやめようとも考えたこともあった。諦めなかったのは、野球が好きだという思いだけだった。

2018年シーズンについて語り合った中日ドラゴンズの鈴木翔太投手(右)と鈴木博志投手=名古屋市中川区の昇竜館で

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 −今年の抱負を。

 [翔太] 昨年5勝したが、前半戦だけで後半戦は勝てなかった。今年はさらに勝つために、キャンプで自分をアピールして開幕一軍に残る。目標は(勝ち星の)貯金をつくること。一年間ローテに入って投げれば、自然と二けた勝利が見えてくると思う。

 [博志] ドラフト一位なので周囲の期待があると思うが、自分のペースで開幕一軍を目指す。キャンプを乗り越えて良いスタートを切りたい。将来はチームの中心選手となり、野球だけでなく、人として尊敬される選手になる。

 −博志さんから翔太さんに聞きたいことはありますか。

 [博志] 二月に春季キャンプが始まる。中日の練習はとても厳しいと聞くが、心構えや練習法を教えてください。

 [翔太] 練習量は多い。一番多いのはランニング。練習は厳しいが、自分の体をケアして、あせらず自分のペースでやればいい。僕もそうだったが、一年目は右も左も分からず、ドラフト一位なので周りから騒がれてちやほやされる。練習を全て全力でやってしまい、力の抜きどころが分からない。でも、キャンプで無理をしてけがをしたら、開幕一軍どころか今後の野球人生にも影響が出る。オンとオフのスイッチをしっかりしてほしい。やるときは真面目にやって、抜くところは少し抜く。メリハリをつければ、厳しい練習も乗り越えられると思う。

 −先輩でお手本になる投手はいますか。

 [翔太] 吉見(一起)さん。練習に対して真面目で、私生活でも食事などあらゆる面で気を使っている。

 −今年も七月二十四日に浜松球場で試合があります。静岡のファンへメッセージを。

 [翔太] 今年も一軍で浜松で投げたい。僕が先発して、博志君に抑えてもらって「W鈴木」のリレーができればいい。

 [博志] まずは開幕一軍に入る。浜松の試合で、翔太さんの次に投げられたらうれしい。

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◆サイン色紙プレゼント

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 鈴木翔太投手=写真右=、鈴木博志投手=同左=のサイン色紙を抽選で各10人、計20人にプレゼントします。はがきに、希望の投手名と紙面の感想、郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記し、〒435 8555 浜松市東区薬新町45、中日新聞東海本社報道部「W鈴木色紙プレゼント」宛てに応募してください。締め切りは1月15日(当日消印有効)。

 

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