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夏の富士にお別れ 7月の登山者2万人減

富士山の登山道に通行止めのバリケードを設置する作業員=10日、富士宮口登山道6合目で

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 富士山の登山口は十日、静岡県側の三つを含む四つが閉鎖され、二カ月間の夏山シーズンが終了した。富士宮口(富士宮市)の二〜六合目は今後、積雪量によって閉鎖時期を決めるが、例年は十一月中旬まで通行可能という。

 静岡県側で閉鎖されたのは富士宮口の六合目、御殿場口(御殿場市)の新五合目、須走口(小山町)五合目の登山口。富士宮口の六合目では十日午後五時、風雨の中で作業員数人がバリケードを組み立て、「通行禁止」と多言語で表示した看板を設置した。山小屋も数軒を残し営業を終了した。

 六合目で「宝永山荘」を営む渡井弘子さん(76)によると、今年の富士山は混雑期と閑散期の差が大きかった。「九月に入り天候が悪く、シーズン全体では登山者は少なかったのでは」と話した。

 環境省がまとめた開山期間中の登山者数は、開山日(山梨側は七月一日、静岡側は同十日)から七月末までの中間発表で計八万一千九百七十四人と、昨年同期より約二万人減だった。

 一方、県によると、五合目で任意に一人千円を募る「保全協力金」の同時期の協力率は79・8%と前年同期と比べ27ポイント増えた。富士宮口で受付時間を延ばすなどしたためとみられるという。

(前田朋子)

 

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