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「18番」おかえり翔太 二宮さん喜ぶ

鈴木翔太投手に声援を送る二宮啓至さん(右)と妻の淑乃さん(左)=9日、名古屋市のナゴヤドームで

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 浜松市出身の背番号「18」が帰ってきた。九日、ナゴヤドームで今季初登板した中日の鈴木翔太投手(23)=聖隷クリストファー高卒。地元の親しい人やファンはスタンドから、待ちわびた右腕の復活を喜んだ。

 「七月に浜松球場のマウンドに立てなかった悔しさをぶつけてくれた」。翔太投手の幼少期から家族ぐるみで交流を続けている浜松市中区鍛冶町の会社員二宮啓至さん(45)は、急きょ押さえたというバックネット裏の席で、妻の淑乃さん(45)と目を細めた。

 五月、鍛冶町の集会所で浜松まつりの準備にいそしむ二宮さんのもとに、翔太投手がひょっこり顔を出した。「浜球(浜松球場)での試合、応援にいくからな」「いやあ、うん。頑張ります」−。短い滞在時間だったが、そんな会話をした。

 翔太投手が二宮さんを訪ねてくるのはいつも決まって浜松まつりのころ。「本当に、地元の浜松のことが好きなんだと思う」と二宮さん。だからこそ、二軍暮らしで出場がかなわなかった七月二十四日の浜松球場でのDeNA戦を思うと、「誰より悔しがっていたのは翔太のはず」と胸が痛んだ。

 この日は四死球が目立ち、精彩を欠く場面もあったが、「それでもちゃんと2失点でおさめるんだからすごい。自信を持って、彼らしい良い回転のストレートを投げられるようになればエースになれる」と力を込めた。

 「やっと戻ってきてくれた」とスタンドで喜んだのは、愛知県安城市の中村勇夫さん(70)。孫を見るような気持ちで翔太投手の入場を見守り、強く手をたたいた。

 磐田市出身で浜松工業高校卒。就職とともに安城市に移り住んで五十年になるが「心の故郷は浜松」。高校時代から翔太投手の活躍には注目してきた。

 「やっぱり18番は特別な番号。ぜひこれからエース級に成長してほしい」と改めてエールを送った。

(酒井大二郎)

 

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