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浜松市 新3区案を提出

◆市議会特別委の議論平行線

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 行政区再編を目指す浜松市は七日、浜北区と天竜区を単独で残し、その他の区を統合して計三区とする新たな再編案を市議会特別委員会に提示した。委員からは「十分議論の余地がある」といった意見が出た一方、難色を示す声も。議論は平行線をたどったままで、意見集約できなかった。

 特別委に出席した鈴木伸幸副市長は新三区案を示した理由について、七〜八月に行った自治会連合会などへの説明会で、浜北、天竜区では「区を単独で残してほしい」との要望が強かったことを挙げた。このほか、北区の一部自治会から「旧浜松市に戻してほしい」との要望書を受けたことなどを理由に加えた。

 市はこれまで中、東、西、南区と北、浜北区をそれぞれ合区し、天竜区を残す三区案と二区案(二通り)をたたき台にしていた。新三区案の経費削減効果は年間約七億円と試算した。

 特別委では新三区案について徳光卓也委員(市民クラブ)が「検討の余地はある」、黒田豊委員(公明党)も「十分議論の余地がある」と発言。内田幸博委員(創造浜松)からも「二区案を主張してきたが、(新三区案に)なびくかもしれない」などの意見が出た。

 一方、波多野亘委員(自民党浜松)は「合区の前提を了承した覚えはない。すぐにこの案がいいとは言えない」、渡辺真弓委員(共産党)は「合区は必要ない。新三区案に賛成できない」と慎重な姿勢を示した。

 市の工程表では十月から意見公募を予定している。

 この日は、各委員が「二区案」「四区案」「現行七区を当面維持」など会派や個人の考えも表明したが、一案に絞り込めなかった。

 終了後、小倉篤委員長(公明党)は記者団に「今月中にも再び委員会を開き、一定の結論を出したい」と意欲を示したが、「議会側が結論を出せないこともあり得る」と危機感をにじませた。

(佐藤浩太郎、篠塚辰徳)

 

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