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激震、停電、情報無し 静岡空港、北海道帰りの客

 六日午前三時八分ごろ、北海道で地震があり、厚真(あつま)町で震度7を観測した。土砂崩れや家屋の倒壊が相次ぎ、関係閣僚会議で安倍晋三首相は九人が死亡したと述べた。警察庁によると、厚真町で三人、むかわ町と新ひだか町でそれぞれ一人の計五人が死亡し、札幌市などで四人が心肺停止となった。

 静岡空港には六日夕、丘珠空港(札幌市)からのフジドリームエアラインズ便が到着し、搭乗客が旅行や居住先の北海道で六日未明に体験した激しい揺れを振り返った。

 夫婦で北海道旅行をしていた沼津市の関友三郎さん(80)は、登別市内のホテルで就寝中だった。激震で立ち上がることができず、布団の上で揺れが収まるのをじっと待った。停電でテレビは映らず、連絡用に電池の消耗を抑えるため、携帯電話の使用も控えていた。「情報が全くなく、いつ余震が起きるかと不安だった」

 宿泊先から丘珠空港に車で向かう道中、信号機の電気も消え、陥没した道路や亀裂が入った道路を何度も見かけたという。

 藤枝市下青島の会社員、長谷川真澄さん(50)は、一人暮らしをする長男(21)に会うために札幌市に滞在していた。市中心部のビジネスホテル九階の部屋で起きていたといい、「『ガツン』という大きな縦揺れが十秒ほどあり、断続的に大きくビルが揺れた」。藤枝市にいる妻からショートメールで断水状況やコンビニの位置などの情報が次々と入り、「現地では情報を全く得られなかったので、妻のメールで助かった」と語った。

 森町出身の主婦(29)は札幌市内に家族三人で暮らしていたが、地震を受けて二歳の娘と帰郷した。夫と三人で寝ていた時に地震が起き、「娘に物が落ちてこないようにと必死だった。状況が落ち着くまで実家に滞在する」と話した。

 小樽市を観光していた静岡大一年、小山美月さん(18)=静岡市清水区=と日本大一年、雄山福音さん(18)=同=は「電車やバスが止まっていて空港に行くまで苦労した。タクシーを手配することができた」と話した。

 ◇ 

 地震の影響で新千歳空港は六日、終日閉鎖されたため、静岡−新千歳便の二便は欠航になった。

(佐野周平、広田和也、谷口武)

 

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