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スズキ 中国合弁解消で合意

◆中国での四輪自社生産終了へ

 スズキは四日、中国で四輪車を生産販売する合弁会社、重慶長安鈴木汽車(重慶市)の出資持ち分すべてを合弁相手の重慶長安汽車に譲渡し、合弁を解消すると発表した。もう一方の江西昌河鈴木汽車(江西省)は既に合弁を解消しており、スズキは中国での四輪の自社生産を終了する。

 合弁解消後、長安鈴木は長安汽車の100%子会社となり、ライセンス供与を受けてスズキ車の生産販売を続ける。スズキから派遣していた役員や従業員は、品質アドバイザー二人を除いて引き揚げる。

 スズキはグループで長安鈴木に50%出資していた。譲渡価格は非公表だが、業績への影響はほとんどないとしている。長安鈴木は一九九三年に設立され、九五年に生産開始。現在は小型車スイフトやスポーツタイプ多目的車(SUV)のビターラなど四車種を生産する。今後ライセンス契約する車種は未定という。

 中国では大型車の人気が高まっていることに加え、政府が大気汚染対策として電気自動車(EV)など新エネルギー車の普及を目指す方針を掲げ、小型車が得意なスズキには厳しい市場環境となっていた。スズキの四輪販売台数は二〇一一年度の二十九万台をピークに、一七年度は十万五千台に落ち込んだ。

 鈴木修会長は「約二十五年前にアルトを投入し、中国市場の開拓に努力してきたが、大型車の市場に変化してきたこともあり、すべての持ち分を譲渡することにした」とコメントした。

 中国での自社生産終了により、スズキの海外の四輪生産拠点は十二カ国から十一カ国になる。

(山田晃史)

 

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