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斉藤滋与史元知事死去 静岡空港整備に尽力

斉藤滋与史元県知事

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 元静岡県知事で、建設相などを務めた斉藤滋与史(さいとうしげよし)さんが九日、心不全のため死去した。百歳。体調を崩し、富士市内の病院に入院していた。知事在職中は静岡空港など社会資本の整備に尽力し、環境政策にも熱心だった。近親者による密葬は十、十一の両日。告別式は二十七日午後一時半から、富士市青島二〇〇の一、JA富士市やすらぎ会館で。喪主は養子の元防衛庁長官の斗志二(としつぐ)さん。

 富士市出身。大昭和製紙の創業家に生まれ、早稲田大商学部を卒業後、同社に入社した。一九六四(昭和三十九)年、同社副社長から吉原市の市長に初当選し、吉原市など三市町が合併した富士市の初代市長を務めた。六九年、衆院議員に転じ、以後六期連続当選。八〇年、鈴木善幸内閣で建設相に就いた。

 八六年六月に自民党公認で知事に初当選。二期目の途中に脳内出血で入院するなど、三カ月ほど公務を休み、九三年六月、健康上の理由で辞任した。

 知事在職中は積極型予算を組み、静岡空港や道路、橋などの大規模プロジェクトを推進。環境保全にも力を入れた。中部電力が清水市(現静岡市)に計画した石炭火力発電所は、三保の松原の景観保全などを理由に反対。中電は計画を断念した。ゴルフ場の開発規制も強化した。二〇一四年に亡くなった和可子夫人は、豊田章一郎トヨタ自動車名誉会長の妹。

 斉藤さんは知事在任中の一九八六年八月、浜松市で開かれた中日新聞東海本社主催の中日懇話会で講演した。

 

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