トップ > 中日新聞しずおか > 朝夕刊 > 記事

ここから本文

朝夕刊

龍山、春野に移動式給油所 浜松市が実証実験

写真

 ガソリンスタンド(給油所)の廃業が相次いでいる中山間地域に移動式給油所の導入などを目指している浜松市が、十一月に天竜区龍山町と春野町で移動式給油所の実証実験を始めることが分かった。今月末までに経済産業省の補助金を活用した支援事業に応募し、将来の本格導入を目指す。期間は来年二月までの計二十一日間の予定。

 支援事業は、経産省の全額補助を受けて全国石油商業組合連合会が実施する。上限額は二千五百万円。市はタンクローリーと計量機を一台ずつ借り、両町の給油所や給油所跡地、協働センター駐車場で給油する。市内で給油所を経営する事業者か、タンクローリーから車に安全に給油できる計量機を開発した兵庫県の企業などに委託することを想定。ガソリン価格は地域の給油所と調整する。

 実証実験ではタンクローリー運転手のほか、危険物取扱者の資格を持つ給油者、交通誘導員、総括監督員の四人態勢で作業する。ガソリンを吸収するマットを敷き、一日につき一カ所で二時間給油する。市職員と消防職員も立ち会う。臨時給油所の扱いで給油できるよう市消防局と調整している。

 移動式給油所を本格的に導入する場合は、消防法の改正が必要になるという。市担当者は「実証実験で安全に実施できることを示し、中山間地域でこうした方法も取れるという選択肢を示していきたい」と話す。

 給油所の数は人口減少や車の燃費向上、地下タンクの高額な改修費などが負担となり、全国的に減少している。天竜区龍山町には給油所がなく、春野町の二カ所はいずれも数年以内に廃業する意向を示している。

(石川由佳理)

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索