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茶況・茶ばなし牧之原と武士、開墾の歴史 榛原高演劇部員ら熱演
牧之原台地を大茶園にした旧幕臣らを描いた演劇「最後のあだ討ち」が十六日夜、牧之原市の坂部区民センターで上演された。坂部まちづくり実行委の主催で、県舞台芸術センターSPACの俳優・奥野晃士さんや榛原高校演劇部員ら計五人が出演した。 新政府軍に敗れた彰義隊の残党の隊長として牧之原に移り、内輪もめの責任をとって切腹した大谷内龍五郎(一八三三〜七〇年)を主人公に、移住を勧めた山岡鉄舟、開墾の先頭に立った大草高重らとの関わりを紹介した。 奥野さんが大谷内役を、今年卒業した演劇部出身の大石悠司さんが大草役、現部長の橋ケ谷良太さんが山岡役、部員の望月七聖(ななせ)さんが大谷内の妻役を務めた。 大谷内が切腹した場所は、島田市船木にある医王寺で、そこに墓がある。観劇した茶農家小関寿男さん(71)は「墓があると最近知った。荒れ地を開墾した武士らのエネルギーは相当だったろう」と話した。 (松本利幸) PR情報 |
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