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茶況・茶ばなし《茶況》 葵区の二番茶生産が昨年上回る勢い静岡市葵区の茶問屋街の静岡茶市場で20日、県産二番茶は6万キロ余りが取引された。雨が続く予報の中、摘み取りを急ぐ葵区の大型工場もあり、数量が伸びた。工場主は「今期の最高量となり、生産量は昨年に届いた。これから上乗せされる。昨年はてん茶を栽培したため、減った分もある」と話した。 別の大型工場主は「生葉量は5万キロ余りで昨年の1・4倍。昨年は生産量が少ない年だった」と説明。昨年の2倍の生産量を確保した工場もあるといい、葵区の生産量は昨年を上回りそう。 富士地区は生産の最盛期で、沼津地区も出荷工場がほぼそろって盛期に入った。沼津地区は1キロ当たり700円前後の品が多く、5〜10円の値下げが続く。 問屋街のあっせん所では、飲料関連業者に仕入れが限られてきた。 (松本利幸) 袋井・森 茶ピアは9436キロを扱い、平均は前回と同じ701円。JA森は7925キロを扱い、平均は前回比27円安の697円だった。雨をはさみ、葉は硬化したが売れ行きは良好。最終品を売る工場が多く、出荷を続ける工場は半分になった。 掛川・小笠 掛川茶市場は4万454キロで、平均は前回比15円安の691円だった。サエリアは25工場の2万8520キロで、850〜650円だった。 島田・金谷・川根 JA金谷は1万5505キロで、平均は前回比10円安の710円だった。 牧之原 牧之原の坂部と榛原を扱うあっせん業者によると、生産量は前年比15%増の見込み。 藤枝 JA藤枝は5工場の2954キロを入荷。750円以下が人気。藤枝かおり品種は1250円だった。 ▽静岡茶市場(県内煎茶6万4531キロ、県外煎茶1万8704キロ。キロ・円) 沼 津 700 660 美 和 1080 810 藁 科 930− しづはた 860 800 清 沢 1100− 大 川 1140 1040 磐 田 730 690 ▽静岡市葵区茶あっせん所(キロ・円) 坂 部 750 740 榛 原 740 730 菊 川 720 710 勝間田 750前後 相 良 750− 金 谷 750 730 磐 田 730 700 東 部 730 650 ▽鹿児島県茶市場(煎茶3万6244キロ。キロ・円) 平均 568 高値安値 980 369 PR情報 |
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