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茶況・茶ばなし

掛川・丸山製茶が農水大臣賞

◆欧州の好み把握 お茶販売を評価

農水大臣賞を喜ぶ丸山勝久社長(右)と海外事業部員=掛川市板沢の丸山製茶で

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 掛川市板沢の製茶メーカー「丸山製茶」が、農林水産省の二〇一七年度「輸出に取り組む優良事業者表彰」で最高位の農林水産大臣賞に輝いた。地元の茶農家と有機栽培研究グループを発足し、欧州を中心とした地域の好みに合わせたお茶の販売を拡大させたことが評価された。

 丸山製茶は、ドイツを中心に〇五年から本格的に輸出に乗り出した。残留農薬規制に対応した茶葉の調達や有機茶市場の伸長を踏まえ、英国ロンドンに現地企業と合弁事業で一三年に抹茶バーをオープン。翌年には二店舗増設し、日本茶と抹茶の卸販売をはじめ、定期的なワークショップを開くなど普及・啓発活動に力を入れてきた。

 有機栽培研究グループなどを統括する海外事業部の橋本尚之部長(42)は「商社頼みでなく、現地のニーズを直接把握して対応できる」という。輸出は流通業者を介さない直接販売で受注し、約七割を有機栽培茶が占める。輸出額、量は一五年度の三億四千六百万円、百二十五トンから、一六年度は四億五千六百万円、百八十四トンと増え、一七年度も15%増を見込む。

 丸山勝久社長(57)は「国内の低迷を見込み海外市場の開拓に力を入れてきた。社内の人材も整い、お客との信頼関係も生まれてきた」と述べ、東京五輪で日本茶が注目される二〇年は輸出額で十億円を目指す。

 同表彰は、農林水産物・食品輸出の優れた取り組みを紹介し、輸出を促進につなげようと一六年度に創設。今回は応募六十四事業者から大臣賞五者と、新丸正(焼津市)を含む食料産業局長賞十者が選ばれた。

(赤野嘉春)

 

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