トップ > 中日新聞しずおか > 茶況・茶ばなし > 記事一覧 > 2017年の記事一覧 > 記事

ここから本文

茶況・茶ばなし

シャンシャン手合わせ気勢 4市町で新茶の初取引

 新茶の初取引が二十五日、掛川、菊川、袋井、森の四市町であり、各市場で商談成立の手合わせの音が威勢良く響いた。春先の気温が低めだった影響で、昨年より四日遅れのスタート。取扱量は少なかったが新芽の生育は良好とされ、各市場とも高値の取引で活気づいた。

◆掛川

新茶の香りや色を確認する茶商ら=掛川市千羽のJA掛川市本所で

写真

 JA掛川市本所(掛川市千羽)であった掛川茶市場の取引数量は、昨年の約3・6%となる七五・九キロ。一キロ当たりの最高値は昨年より千五百九十円高い三万円で、平均価格は約三・五倍の二万三千七百六十円だった。

 茶工場から持ち込まれた見本の茶葉を前に、茶商とJA職員がそろばんで商談。値が決まると「シャン、シャン」と手合わせして商談成立を祝った。

 取引に先立って行われた式典では、生産者や茶商、来賓ら三百人が出席。茶市場取引運営委員会の丸山勝久委員長が「掛川茶のブランド力をさらに引き上げるように力を合わせていきましょう」と呼び掛け、三本締めで気勢を上げた。

(赤野嘉春)

◆袋井

商談が成立し、手合わせをする茶商とJA職員=袋井市のJA遠州中央茶ピア取引所で

写真

 袋井市岡崎のJA遠州中央茶ピア取引所では七口、六十二キロが上場された。最高値は一キロ当たり二万九千六百十八円、平均九千四百三円で取引された。初取引は昨年より四日遅く、取引量は例年並みとなった。

 茶商が新茶の外観や質を吟味しながら競りが進み、商談がまとまると会場内に威勢の良い手合わせの音が響いた。

 取引に先立って開かれた開所式には、生産者や茶商、来賓ら約二百人が出席。JA遠州中央経営管理委員会の鈴木勝会長が「いよいよ新茶シーズン到来。良いお茶を消費者に届けてほしい」とあいさつした。

(土屋祐二)

◆菊川

初取引の成立で手締めをする関係者=菊川市のJA遠州夢咲茶業振興センターで

写真

 菊川市のJA遠州夢咲茶業振興センター「サエリア」では、七口二二八・九キロが入荷し、生産者とJA職員が価格を交渉。最高で前年を一万四千九百円上回る五万二千八十八円の値が付いた。

 安値は六千六百円、平均は八千五百八十三円だった。センター担当者によると「お茶の質がよく、この数年で最も高い」という。

 取引開始の式には関係者二百四十人が参加。赤堀邦明組合長は「生産者、消費者、茶商が三位一体となってお茶の消費拡大をお願いしたい」と述べた。

(河野貴子)

◆森町

水色などを慎重に確認する茶商ら=森町のJA遠州中央森町茶業センターで

写真

 森町森のJA遠州中央森町茶業センターでは十八口、一八・七キロが持ち込まれ、最高値は一キロ当たり三万百円、平均一万八千四百九十一円で落札された。

 茶商が茶葉の形状や色沢、水色などを慎重に確認し、入札に臨んだ。JAの担当者によると、例年に比べて生育は一週間ほど遅れ気味だが、園相は良好だという。

 午前七時半から始まった開所式には、関係者約百人が出席した。生産者代表で森町茶業部会長の竹内安彦さんが「森町の風土を生かした良質茶の生産に努めていきたい」と述べ、三本締めで気勢を上げた。

(土屋祐二)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索