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茶況・茶ばなし

茶文化広めた静岡出身の高僧・聖一国師 京都で顕彰会

◆開山の東福寺ゆかりの地交流

大川地区の新茶でもてなす静岡市茶っきり娘の女性ら=京都市東山区の東福寺で

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 茶文化や粉ひきの技術を広めたとされる静岡出身の高僧、聖一国師(しょういちこくし)(一二〇二〜一二八〇年)の顕彰会(会長、酒井公夫・静岡商工会議所会頭)が二十一日、国師が開山した京都市東山区の東福寺で「聖一国師まつり」を初開催した。静岡市の経済人や市議ら約七十人をはじめ、ゆかりの京都、福岡両市の商工会議所の役員らが出席した。

 法要の後、境内での式典や国師伝来の産品販売、重要文化財の「大宋諸山図(だいそうしょさんず)」の特別拝観、昼食懇談会などを通じて三市の関係者が交流した。

 式典で酒井会長が「顕彰、交流を進め、産業振興につなげたい」と述べ、京都、福岡両商議所の代表者が交流の進展に期待を寄せた。また、国師の生家がある静岡市葵区大川地区の米沢家の米沢緑さん(63)が紹介された。

「水磨の図」を見る静岡商工会議所の役員ら=京都市東山区の東福寺で

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 産品販売では、大川地区の特産販売を手掛ける大川企業組合が、地元の「百年そばの会」によるそばを販売したほか、ゆかりのうどん、ようかんなども人気だった。静岡市茶っきり娘の二人が同地区の新茶を冷茶にして参拝客らに振る舞った。

 大宋諸山図は、国師が僧として修行した宋(中国)から持ち帰った巻物で、この日は巻物にある水車を使って製粉する仕組みが記された「水磨(すいま)の図」が公開された。

 大川地区自治会連合会の中村満会長(65)は「ゆかりの地の交流は、三市の商議所の連携という面的な広がりが出て大きく前進した」と話した。

(松本利幸)

 

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