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茶況・茶ばなし

茶作りの苦労実感 中電新入社員 農作業を体験

茶畑に草をまく中部電力の新入社員=掛川市東山で

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 世界農業遺産「静岡の茶草場(ちゃぐさば)農法」を実践する掛川市東山地区で三十日、中部電力静岡支店管内の新入社員が農作業を体験した。天日干しされたススキやササを茶畑に運んだり、裁断された草を畝にまいたりした。

 県外出身者が半数という事務・技術職の四十七人に、地域の取り組みを知ってもらう社会貢献を兼ねた研修活動。この日は二十三人が、地元の七農家の指導で作業に取り組んだ。残る二十四人は一日に行う。

 新入社員らは広い畑に散らばって、約十五キロの茶袋から草を取り出したり、クワなどで草を広げたりした。仙台市出身で、静岡電力センター(静岡市葵区)で変電所の維持管理を担当する竹内愛里さん(23)は「宮城県に茶畑は少なく、冬場も茶園管理の作業があるのを初めて知った」と茶作りの苦労に感心した様子。「私たちも電力が確実に供給できるようにしたい」と気を引き締めていた。

 農作業体験は、茶草場農法を実践する掛川市など四市一町の自治体と県でつくる協議会が、後継者不足を補うために十月に整備した「作業応援ボランティア受け入れマニュアル」に基づいて掛川市では初めて行われた。掛川市お茶振興課の赤堀純久係長(47)は「厳しい茶園管理を継続するにはボランティアの力も必要。作業体験を通じてお茶のファンも増やしたい」と期待した。

(赤野嘉春)

 

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