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茶況・茶ばなし

創刊70年の月刊誌「茶」にO−CHAパイオニア賞

創刊当時の雑誌を手にする中小路和義編集長(左から2人目)ら=静岡市葵区の県茶業会館で

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 県茶業会議所(静岡市葵区)が発行する月刊誌「茶」が創刊七十年の節目を迎えた。茶の栽培、販売、文化にまたがる総合雑誌。「戦後の日本茶業発展への道しるべとなり、振興に寄与した」として、世界緑茶協会から二〇一七年度の「O−CHAパイオニア賞」を受けた。

 一九四八(昭和二十三)年十月に産声を上げた。発行組織の移管に伴う一度の合併号を除き毎月発行され、通算八百三十号を重ねた。

 日本茶の輸出に力を入れていた昭和三十年代は北アフリカ、ソ連への輸出促進に向けた貿易情報が目立った。昭和四十〜五十年代は「作れば売れる」とされた業界の好況下で、規模拡大に向けた機械化や荒茶工場の生産力強化を促した。最近は茶の健康作用や工場の衛生管理、マーケティングなど、内容は業界の情勢に合わせて変わってきた。

 サイズはA5判、約八十ページで創刊時から変わっていない。現在の購読者は約六千人で、県内を中心におよそ農家が65%、流通業者が20%など。最近は日本茶インストラクターなど愛好者の読者が増えている。

 今年は十二回にわたり、グラビアでお茶と食事を組みあわせて楽しむ提案をしてきた。同会議所の元総務部長で、編集に約三十年関わっている中小路和義編集長(62)は「購読者のために何を提供すべきかを考え、一歩先を意識してきた」と話す。購読者の一人、牧之原市の茶農家後藤豊さん(62)は「茶業界を引っ張っていく会議所の役割を果たす意味でも月刊『茶』の役割は重要だ」と話している。

(松本利幸)

 

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