トップ > 中日新聞しずおか > サッカーしずおか > 記事一覧 > 2017年の記事一覧 > 記事

ここから本文

サッカーしずおか

J1残留決定 清水サポーター歓喜

◆競技場と地元で大声援

 苦しかったシーズンを勝利で締めくくり、二日の最終戦でリーグ残留を決めたサッカーJ1の清水エスパルス。神戸市の神戸ユニバー記念競技場では試合終了後、伝統の勝利の応援「勝ちロコ」が響き渡った。地元の静岡市清水区ではパブリックビューイング(PV)に集まったサポーターが喜び合った。

 序盤に先制を許す展開にも約三千人のサポーターは諦めず、選手の名前を叫んで後押しした。それに応えるかのように、北川航也選手が同点弾で試合の流れを変えると、今季途中加入の増田誓志(ちかし)選手が追加点、頼れる主将鄭大世(チョンテセ)選手のダメ押し弾と続き、選手とサポーター全員で勝利をつかみ取った。

 神奈川県平塚市の大学生深沢輝季(てるとし)さん(19)は「残留」と書かれたオレンジ色のダルマに残った右目を書き込んだ。「素直にうれしい。苦しいシーズンだった。一からチームを立て直して、これからもずっとJ1で戦ってほしい」と願った。

 静岡市葵区の会社員勝山則之さん(57)は「ヒヤヒヤしたが、遠くから来て良かった。これでおいしいお酒が飲めそうだ」と喜んだ。

 二人の娘を連れて焼津市から応援に訪れた会社員中野秀史(ひでし)さん(44)は「厳しいシーズンだったが、残って良かった。今日は選手全員が気持ちが入っていた。今季は54失点もしてるから、来季は守りを固めて少しでも上位を目指して」と注文をつけた。

 JR清水駅東口広場のPVにはユニホームに身を包んだサポーター千二百人が集まり、声援を送った。清水区出身の会社員長谷川颯太さん(25)=焼津市=は「本当にほっとした。3点目を決めた鄭大世は、キャプテンの大役を果たしてくれた」とねぎらった。

◆「勝利で残留自信に」 鄭大世主将

 3失点で逆転負けした前節の反省を生かし、劇的な逆転勝ち。主将の鄭大世選手は「前回は2点取って体力が落ちた。後半のペース配分を考えれば勝てる」。3点目を挙げても前線から圧力をかけ、最後まで走り負けなかった。

 前半早々、先制されても冷静だった。選手をピッチに集めて円陣を組み「仕切り直そう」と声を掛けた。複数失点が多い今季。一度失点すると選手の中に動揺が生まれ、さらに失点を許す悪循環を招いていた。円陣を組んで気持ちを落ち着かせ、集中を切らさず試合を続けた。

 初めて主将として臨んだ今季。「学ぶことが多かったシーズン。追い込まれた中で勝利で残留したことは自信になる」と振り返る。成績には満足していない。「よりストイックに戦う姿勢を学べば、チームはもっと成長する。来年はホームでもっと勝って、サポーターと勝ちロコを踊りたい」と飛躍を誓った。

(荒木正親、松島京太、松野穂波)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索