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浜名湖 (5)プリンス岬 水入らず 平和な眺め

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天皇陛下が皇太子時代に静養のため訪れたことからプリンス岬と呼ばれるようになった五味半島。保養所は手入れされ当時の面影を残している=浜松市北区細江町で(ドローンで撮影)

 奥浜名湖に、にゅっと突き出るような形をした五味半島(浜松市北区細江町気賀)のことを人呼んで「プリンス岬」という。一九六八(昭和四十三)〜七八(同五十三)年の間に計九回、当時、皇太子だった天皇陛下が一家で夏を過ごされたことがあるからだ。

 半島の先っちょの高台に今も残る保養所。その近くに住む伊藤隆さん(76)は七三年の夏の出来事を今もはっきりと覚えている。

 浩宮さま(現皇太子)が地元の子と泳ぎたがっている−。町から頼まれ、細江中の体育教師だった伊藤さんは教え子七人を連れて保養所のプールへと向かった。

 楽しそうに水とたわむれる子どもたちを見守り、プールサイドでほほ笑む陛下と美智子さま。「一家で和気あいあいと楽しんでおられました。浩宮さまの泳ぎのフォームがきれいでねぇ。一家水入らずで過ごす場所に、呼んでいただいたのは私たちの誇りです」

 間もなく陛下は退位し、「平成」が終わる。「新しい時代も平和で穏やかにありますように」。伊藤さんはあの夏を思い出しながら、そんなふうに願う。

 写真・斉藤直純

 文・坂本圭佑

(浜名湖編を終わります)

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