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静岡けいざい

遠鉄が静岡トヨタ買収

◆系列越え販売を強化

 遠州鉄道(浜松市中区)は一日、トヨタ自動車の100%子会社で、トヨタ店やレクサス店を県内で展開する静岡トヨタ自動車(静岡市駿河区)の全株式を取得すると発表した。遠鉄が県中西部で展開するネッツ店と合わせ、系列の垣根を越えグループ一体でトヨタ車販売体制を強化する。

 取得額は五十億円を予定し、六月二十九日付でトヨタから譲り受ける。静岡トヨタの子会社で輸送や整備を手掛ける静岡トヨタ物流サービス(同)も遠鉄グループに入る。遠鉄が取得後も社名は変わらず、店舗や従業員の雇用は維持する。

 トヨタはこれまで、トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店の四系列で車種をすみ分ける販売戦略を展開してきた。人口減や高齢化で国内市場の縮小が見込まれる中、今年から系列を見直し、地域の実情に応じて販売戦略を練る体制に切り替えた。

 浜松市内で会見した遠鉄の斉藤薫社長は「将来的に車を買う人が減ってしまうことを見据え、系列を太くして生産性や効率を高めることが必要だと判断した。トヨタ側とも同じ方向で協議が進んだ」と話した。

 静岡トヨタはトヨタ店三十三店舗、高級車ブランドのレクサス店二店舗、中古車店六店舗を展開。二〇一七年三月期の売上高は四百二十億円、年間の新車販売台数は約九千五百台。

 遠鉄は子会社ネッツトヨタ浜松(浜松市中区)でネッツ店二十一店舗(新車十七店舗、中古車四店舗)を展開。一七年三月期の売上高は二百二十億円、新車販売台数は約五千五百台。

 県内ではほかに、静岡鉄道グループなどがトヨタ車の系列販売店を運営している。

(西山輝一)

 

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