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静岡連載

平成人<7> アイドルでユーチューバー 神谷 えりなさん

神谷 えりな(かみや・えりな)さん 26歳 平成4年生まれ

アイドルグループ「仮面女子」の一員、ユーチューバーと活躍の場を広げている神谷えりなさん=東京都千代田区外神田で(斉藤直純撮影)

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◆積極発信 ファンつかむ

 かつてはテレビの画面越しの遠い存在だったアイドル。今では、劇場に通えば間近で踊りや歌を体感でき、会員制交流サイト(SNS)を通じて本人と交流もできる。磐田市出身で、アイドルグループ「仮面女子」の一員、神谷えりなさん(26)もSNSを通じて自己を表現。新たなアイドル像を切り開こうとしている一人だ。

 「今できることを全部やりたい」。神谷さんはアイドルとしての活動のほか、グラビアや女優、タレントなど、さまざまな分野に力を入れる。

 新たな表現の場として、最近、見いだしたのが、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」。昨年十月末から同サイトに動画を投稿する「ユーチューバー」として活動を始めた。自身の給与明細を公開する動画など、アイドルらしからぬ大胆な内容の作品を次々と発表し、耳目を引いている。

 「テレビじゃできないことをできるのが強み」。固定視聴者に当たる「チャンネル登録者」は約十七万人。故郷の磐田市の人口を上回る。今年中に登録者数を百万人にするのが目標だ。

 ほかにも、短文投稿サイト「ツイッター」も活用する。こちらはフォロワー数が百万人を超えており、テレビの出演情報や、写真集販売のお知らせ、何げない自身の思いや意見などを、ファンたちに周知するために役立てている。

 これらのインターネット上の媒体を通じて、ファンとの距離感が近くなった一方で、弊害もある。動画のコメント欄には、「好印象」「頑張って」などの応援メッセージだけではなく、心ない誹謗(ひぼう)中傷のコメントも並ぶからだ。

 昨年四月には、神谷さんのブログに「ぶっ殺す」と書き込んだ神奈川県平塚市の男が、警視庁に脅迫容疑で逮捕された。

 「匿名だからと、言いたい放題言う人もいるけれど、守ってくれたり、応援してくれたりする人もいる。いちいち落ち込んでいたらやっていけないので」。神谷さんは割り切って前を向くようにしている。

 「小さい頃から興味があったわけではない」というアイドルの世界。大阪府内の専門学校に通っていた頃、たまたまインターネット上で目にした「地下アイドル」の姿に「こんなにキラキラした世界があるんだ」と感動し、事務所に応募した。今では、つらさや楽しさも含めて、ファンを喜ばせるアイドルとしての活動にやりがいを感じている。

 「今のアイドル業界は一定数のファンをたくさんのグループで取り合ってる状態。入れ替わりも激しい」と、昨今の業界の競争の激しさに危機感を募らせる。だからこそ、SNSを通じてファンの心をつかもうと、日々、投稿に励んでいる。

取材・鎌倉優太(平成4年生まれ)

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