トップ > 静岡 > 地域特集 > パパ記者通信 > 記事一覧 > 2017年の記事一覧 > 記事

ここから本文

パパ記者通信

勝ちにこだわる娘 負けてもいいんだよ

かるたを1枚取られただけで、泣きながらじだんだを踏んでしまう=牧之原市で

写真

 娘にとっては、単なるゲームも「絶対に負けられない戦い」のようだ。あの手この手で貪欲に勝ちを狙ってくる。

 代表的なのは、じゃんけん。私とやる時は大概、後出しするか、事前に「パーを出すから、パパはグーね」と念押ししてくる。勝った時は小躍りして喜び、負けた時は大泣きして怒り出す。

 つい先日、娘が友だちとじゃんけんをすることに。友だち相手には正々堂々とやるかもしれないと、ドキドキしながら見守った。娘はいつも通り、明らかな後出しで勝ち、大喜びした。友だちがぶぜんとした表情で怒るのも当然のこと。「負けてもいいからルールは守ろうね」と声を掛けても、「勝ちたいの!」の一点張りだった。

 かるたをやった時は、私が終盤に一枚取っただけで、じだんだを踏みながら泣きだした。数カ月前までは私が何枚か取っても平気だったのに、勝つことへの執着が強まっているのだろうか。

 吉田町こども未来課の家庭相談員田中奈緒美さん(57)は「勝ちたい気持ちを抑えられないんでしょう。個人差はあるが、勝つことに執着する園児は珍しくない」と話す。

 親はいつでも手心を加えてくれるが、友だち相手ではそうもいかない。「幼稚園での集団生活を通して、徐々に感情をコントロールできるようになりますよ」と田中さん。娘がもう少し大きくなったら、「勝つことが全てじゃないんだよ」と伝えたい。

(牧之原通信部・佐野周平)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

衆院選2017 静岡

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索