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しずおか生活帳

静岡茶屋で飲み比べを 県内を中心に25店

◆観光客もてなし、市民に楽しみ提案

認定店の目印として統一した「静岡茶屋」ののぼり旗=静岡市葵区で

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 静岡茶を気軽に味わい、茶について学ぶことができる飲食店、喫茶店として、県茶業会議所が認定する「静岡茶屋」。県内を中心に二十五店あり、いずれも五百円で三種類の静岡茶を提供している。店によって選ぶ茶に個性があり、はしごして飲み比べも楽しめそうだ。

 静岡茶屋は今年五月に始まった取り組みで、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックまでに百店に増やす目標を打ち出している。同会議所の小沢俊幸専務理事(62)は「観光客をお茶でもてなす静岡らしい文化を広げたい。併せて市民にとって立ち寄りやすい店にしたい」と狙いを話す。店頭に掲げる統一したのぼり旗が目印だ。

 三種類の茶は、各店が産地や品種などを独自に選んで組み合わせる。予約すれば茶工場を見学できたり、明治時代の輸出用茶箱に貼られていたラベル「蘭字(らんじ)」を解説付きで鑑賞できたりとサービスも工夫されている。

 茶専門店からの認定申請が多いなか、料理店で最初に認められたのが「掛茶(かちゃ)料理むとう」(掛川市)。会席料理店で、昼は三千八百円、夜は五千〜二万円のコースがメインで、これに静岡茶屋メニューとして茶三種セット(五百円)を加えると、料理に合わせて煎茶などが順に出される。

「料理に合わせてお茶を選んで入れています」と話す武藤太郎さん=掛川市の「掛茶料理むとう」で

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 茶屋メニューとは別に、二年半前、急須で入れる煎茶など五種類(三百五十〜五百円)をソフトドリンクメニューに加えた。ワインリストのように緑茶を選ぶことができる。

 茶葉を使った料理にも力を入れており、専務の武藤太郎さん(39)は「料理、お酒に緑茶を組み合わせていく楽しみ方を提案していきたい」と語る。

 自然派、健康志向の人が好みそうなのは「藤枝茶カフェ KAREN(かれん)」(藤枝市)。五十年前から藤枝市寺島で農薬や化学肥料を使わないで育てるオーガニック(有機栽培)の茶作りに取り組む「岡田製茶」が営む。

 店は一階で茶や調味料など自然食品を売り、二階に八席のカフェを設けている。静岡茶セット(五百円)はオーガニックの煎茶、紅茶などに菓子が付く。日替わりランチ(八百〜千五百円)は調理する水にもこだわり、健康づくりを応援する。

 英語が堪能な鈴木悦子さん(60)が店長を務めており、代表の岡田明美さん(48)は「今後、来日する外国人も多くなると思い、知り合いの鈴木さんにお願いした。藤枝には農薬、化学肥料を使わない、環境にもやさしい茶作りに励む若い人がいることも市民に知ってもらいたい」と話している。

(松本利幸)

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