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くらしの知恵袋

広がる人気 各地に卓球場 年齢問わず手軽にピンポン

「カフェ・ド・ピンポン」でレッスンを受ける小中学生=静岡市駿河区登呂で

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 卓球が地味なスポーツだったのは過去の話だ。磐田市出身の水谷隼(じゅん)、伊藤美誠(みま)両選手をはじめとした日本人選手が国際大会で活躍。東京五輪・パラリンピックが二年後に迫り、今後ますます注目度が高まりそうだ。もともと年齢を問わないスポーツでもあり、手軽に楽しめる場が各地に増えて愛好者の裾野も広がっている。

 静岡市駿河区登呂に二年前に開店した「カフェ・ド・ピンポン」は、喫茶が楽しめるだけではなく、二台の卓球台を備えた「卓球カフェ」だ。時間単位で台を利用でき、個人・団体や初心者向けの教室もある。

 「しっかり球を見て!」。店でコーチを務める一色純さん(38)=同区=の声が飛ぶ。教えを受けるのは地元の小中学生四人。ラリーやフットワークの基本技術をみっちり教えるなど指導は本格的だ。こうした卓球カフェは近年、東京などにもできている。

 「卓球ブームを一番感じたのは去年ぐらい。水谷隼君がリオデジャネイロ五輪でメダルを取ってからかな」と一色さん。「昔は地味だったけど、若い人が活躍してユニホームも派手になった」と変化を実感している。

 日本卓球協会によると、1ゲームを21点制から11点制にした二〇〇〇年の国際卓球連盟のルール変更で試合時間が短くなり、テレビ放映向きに。お茶の間で試合を見られるようになったことが人気を後押ししたという。

 一七年度の協会加盟登録者は全国に三十四万八千人余いて、五年間で四万人近く増えた。広報担当者は「元選手が教室を構えたり、企業が卓球場を開いたり、気軽にプレーを楽しめる場所が増えている」と喜ぶ。

 磐田市では、磐田卓球協会が数年前から月二回、体育館の卓球台を無料開放してきたが、昨年ごろから利用者が増加。台数を倍の二十台にした。市も今年四月、新たに市営卓球場「ラリーナ」を開設した。協会事務局長の中嶋英明さん(61)は「八十歳を過ぎた人でも楽しめる。それが卓球の一番いいところ」とさらなる人気の高まりを期待する。

◆ワンポイントアドバイス 準備運動しっかりと

ラケットを手にする一色純さん。オレンジ色の球は「ラージボール」

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 卓球を始めるには「まずは気軽に体験して」と磐田卓球協会の中嶋英明さん。長く続けたいと思ったら「教室で基礎を身に付ける方がいい」と勧める。

 ラケットは二種類で、主に片面を使う「ペンホルダー」と、両面使用の「シェークハンド」。現在は後者が主流だ。ラバーの質があまりよくない格安品より、張り替えもできる数千円のラケットがいい。

 硬式より球が大きく、速度が抑えられることでラリーが続きやすい「ラージボール卓球」を楽しむという選択肢もある。

 一方では注意点も。「卓球は思っている以上にハードな面もあり、熱中症で倒れるお年寄りもいる。アキレス腱(けん)など下半身を痛めることが多いので、準備運動を念入りにしてほしい」(卓球コーチの一色純さん)。

(河野貴子)

 

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