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くらしの知恵袋

サイクリングコース多彩 絶景楽しみ食を満喫

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 二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの自転車競技会場に伊豆市と小山町が選ばれ、県は県内のサイクリング環境の充実に力を入れている。観光客誘致が注目されるが、県民がサイクリングに親しむ好機とも言えそう。NPO「富士山ごてんばサイクリングプロジェクト」(御殿場市)の永井誠一代表(56)に、初心者向けのコースや準備のコツを聞いた。

 「サイクリストの憧れを呼ぶ聖地“ふじのくに”を目指す」。県は五月、「県サイクルスポーツの聖地創造会議」の初会合で、市町や自転車団体の関係者とともに、こうした目標を共有した。自動車競技の振興やサイクリング観光の充実などをテーマにした四部会をスタートさせ、来年三月までに県の自転車政策をまとめた計画をつくる。

県東部を拠点にサイクリングの楽しさを広めている永井誠一さん=御殿場市内で

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 初会合では、県観光協会のサイト「ハローナビしずおか」に新設されたサイクリングの特集ページが紹介された。サイトではサイクリングに適した県内の百三十以上のコースや、三百カ所以上のサイクリスト向け休憩所を挙げ、自転車を持ち込める鉄道、バスの路線や条件を説明している。

 静岡を自転車で走る魅力は何か。「富士山や浜名湖などの絶景を楽しみながら走り、各地で特色ある食を満喫できる」と永井さん。初心者向けのお薦めコースを教えてもらった。

 絶景が見られるのは、御殿場市と神奈川県箱根町の間にある標高九百メートル超の長尾峠。JR御殿場駅から向かうコースを推薦する。「峠から望む富士山は稜線(りょうせん)が麓までのび、日本一と言える美しさ」。食を楽しむなら、沼津港(沼津市)からサクラエビが特産の由比港(静岡市清水区)に行くコースを挙げる。

 西部では、多彩なコースを楽しめる浜名湖周遊がいい。浜名湖一周は通称「ハマイチ」と呼ばれ、周辺には休憩所なども充実。県内外から多くのサイクリストが訪れている。

◆ワンポイントアドバイス

背中にポケットが付いたサイクルジャージー。小物やタイヤの修理キットなどが入れられて便利

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 初心者がサイクリングを始めるには、どんな準備が必要か。永井さんは、乗る人があまり前傾姿勢をとらずに済み、太めのタイヤを装着し、坂道に強い自転車「クロスバイク」を薦める。周囲からよく見えるように車体の前後にライトを付け、乗る時はヘルメットと手袋が必須という。

 服装は明るい色で、ズボンのすそは短めに。「背中にポケットが付いたサイクルジャージーが便利」と強調する。走行距離のメーターやタイヤがパンクした時の修理キットもあるといいという。ある程度の性能の自転車と装備は「十万円程度でそろえられる」。

 自転車に慣れないうちは「平地で走行距離三十キロを目安にして」。自動車の入れない河川敷などを走り、少し慣れたら、疲れても電車で帰れる線路沿いを走るといい。車輪を外せたり、折り畳めたりする自転車なら専用のバッグに入れて電車に乗れる。

 永井さんは「体力に自信がない人こそサイクリングに挑戦してほしい」と話す。「私は左膝を痛めてあまり走れないが、自転車なら一日三百キロでも走れる」。日焼け対策を施し、走行中は水分や栄養をこまめに補給するのを忘れずに。

(杉原雄介)

 

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