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くらしの知恵袋

梅雨時の浴室カビ  漂白剤+ラップ湿布で退治

しつこいカビにカビ取り剤を塗り、「ラップ湿布」をする芹沢和歌代さん

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 何気なしに浴槽のふたを見て息が止まった。蛇腹状の隙間に黒いカビがびっしり…。借りている自宅マンションの浴室でのことだ。東海地方も梅雨入りし、状況は待ったなし。一般社団法人日本整理収納協会の講師で、長年清掃業を営む芹沢和歌代さん(66)=浜松市北区=に、家庭でできるカビ退治の「技」を教えてもらった。

 「一、二時間かかりますね」。現場を見てもらった芹沢さんに言われた。使用歴一年十カ月。あまり掃除したことがないふたのカビは色濃く、ゴム部分に深く根付いているようだ。それでも「大丈夫。きれいに取れます」と頼もしい。

(上)浴槽のふたにこびり付いたカビ(下)ラップ湿布ですっかりきれいに

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 まず、ふたを水でよくぬらし、風呂用の中性洗剤を付けたスポンジで洗う。ポイントは、毛先が硬いブラシを使わないこと。毛先が硬いと、ゴム部分に細かい傷ができ、汚れが入りやすくなるからだという。

 初期のカビならスポンジで落とせるが、しぶといカビにはカビ用の塩素系漂白剤が有効だ。タオルで水分を拭き取り、カビが付いた部分に塗る。浸透力を高めるため、ラップをかぶせ、一時間待つ。キッチンペーパーで漂白剤を拭き取ると新品のように見違えた。芹沢さんは「『ラップ湿布』は効果抜群。ジェル状の漂白剤を使えば臭いもほとんどしない」と勧める。

 再発防止には浴室をこまめに換気すること。毎日のお手入れは、浴室全体をお湯で流した後、水でも流し、タオルでコの字形に拭き上げる。週一回は洗剤で掃除し、月一回は消毒用エタノールで天井を拭くと、きれいな状態を保てる。

 芹沢さんによると、カビは、ほこりや人のあか、せっけんかすなどを栄養源にする。浴室では、風呂のふたやゴムのようなシリコン材、床から高さ十センチ以内の場所などに警戒が必要という。カビの種類によっては、胞子を吸い込むとぜんそくや鼻炎、アトピーなどを引き起こす恐れもある。「お風呂は一日の疲れを取る場所。きれいにしておきたいですね」

◆ワンポイントアドバイス 靴箱、カーテンも手入れを

「こまめにほこりを払って」とカーテンのお手入れ法を実演する芹沢さん

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 カビは浴室だけの問題ではない。芹沢さんによると、靴箱やカーテンも警戒ポイントだ。

 靴箱では、汗や雨でぬれたままの靴を収納してしまうことが発生の原因。靴を全部出して棚板を外し、はけと掃除機でほこりや砂を吸い取ろう。カビが生えてしまったら、棚板の変色に気を付けながら、エタノールで拭き取る。予防には乾燥が大切で、湿気取り剤や抗菌防臭シートを使うのが有効という。

 カーテンは、黒い点々が見えたらカビが繁殖している証拠。窓枠から外して掃除機で表面のカビを吸い取り、酸素系漂白剤で三十分程度つけ置きをする。その後、洗濯機で洗い、干して乾かす。芹沢さんは「少なくとも、年一回はお手入れしてください」と話す。

(松野穂波)

 

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