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くらしの知恵袋

夏場のランニング 走る前に水分補給

仕事終わりの夜に開かれたジョギング教室で身体を動かす参加者ら=静岡市葵区で

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 信号がなく、ランニングにもってこいの中堀がある駿府城公園(静岡市葵区)近くに、市営のランナー用休憩施設がお目見えした。市民の健康増進と、街のにぎわい創出を目指して設置されたという。これを機に走り始めようと思う人もいるのでは? 夏に向けた初心者ランナーの心得を、休憩施設の管理者である静岡市体育協会のインストラクターに聞いた。

 五月下旬の午後七時。日も暮れ、小雨の降る中でも九人のランナーが準備体操の後、手の動きや足の運びなどフォームを確認しながら、公園内を走った。指導に当たった一人が、市体育協会のチーフインストラクター伊藤昌輝さん(37)だ。

 五月一日オープンの市営休憩施設「駿府城ラン・アンド・リフレッシュステーション」を拠点に、こうしたランニング教室やイベントが開かれている。ランニングで大切なのはモチベーションの維持。だからこそ、伊藤さんは「好みのブランドや気に入ったデザインのウエアを身に着けることがやる気につながる」と形から入ることを勧める。

5月1日に駿府城公園中堀沿いにオープンした「駿府城ラン・アンド・リフレッシュステーション」=静岡市葵区で

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 公園の中堀は一周約一・六キロ。天気のいい日には、季節ごとに姿を変える園内の植物やお城の景色を楽しみながら走ることができる。市によると、中堀を走ったり、ウオーキングしたりする人は一日平均百二十人(二〇一六年十二月調査)に達するという。

 市営休憩施設は開設後、三週間で三千百人が利用した。ロッカーやシャワーを備えた更衣室は午前七時から午後九時まで、一回三百円で使える。スムージーなどを出すカフェもある。施設の担当者は「通勤前などに気軽に立ち寄ってもらえたら」と話す。(問)駿府城ラン・アンド・リフレッシュステーション=054(201)9200

◆ワンポイントアドバイス「熱中症対策 しっかりと」

走るのに適した格好の伊藤昌輝さん。帽子やサングラスを着け、靴は底が厚め。「夜は反射材を巻き、周りから見えやすい工夫を」とも=静岡市葵区で

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 伊藤さんによると、夏に向けたランニングで気をつけたいのが熱中症。「走る前にコップ一杯の水か、スポーツドリンクを飲むといい」と勧める。ポケットに小銭を入れておくと、途中でのどが渇いた時に自動販売機を使える。荷物にならないので便利という。

 一方、糖分の取り過ぎを心配してスポーツドリンクを水で薄める人がいるが、「発汗を伴う運動をする人には誤り」。スポーツドリンクは体内の塩分濃度を維持するように調整されており、薄めて飲むと、低ナトリウム血症や熱けいれんを起こす危険もある。

 走る時の服装は、吸水性や速乾性に優れた素材のものを使いたい。日中は帽子やサングラスを着け、直射日光を避けよう。暑さ対策ではないが、靴は「ジョギングモデル」と書かれたものが初心者向き。靴底が厚めでクッションが効いている。「底の薄い軽量タイプは中上級者向きで、初心者は疲れやすい」とも。

 初心者がランニングを始める場合、「週一〜二回、一回二十分を目安に」。時折、ウオーキングを挟んで無理しないように。大切なのは続けることだから。

(三宅千智)

 

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