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地域がつなぐ仲間たち

NPO法人よしよし(静岡市) 子育て経験 ママを応援

タンバリンを鳴らしながら笑顔で接する末吉喜恵さん(中)=静岡市葵区で

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 平日の午前、静岡市葵区の静岡市女性会館(アイセル21)で開かれた英語リトミック教室。軽快な音楽に合わせて、代表の末吉喜恵(よしえ)さん(46)がタンバリンを鳴らしていた。「Walk(歩いて)、自由に」と呼び掛けると、〇〜一歳のわが子を抱いた母親十二人がリズムよく歩を進めた。音楽が止まるとすぐに静止するルール。末吉さんの「Stop(止まって)」の掛け声では母親たちが急停止し、赤ちゃんから笑い声が上がった。

 NPO法人よしよしは、親子対象のイベントを毎月開く子育て支援団体。子育て経験のある母親ら十三人で活動しており、リトミックのほか、ベビーマッサージ講座、親子撮影会、転勤族限定の集いなど幅広いイベントを展開している。

 末吉さんは奈良県出身。二十六歳の時に仕事を辞めて静岡市に嫁いだが、夫以外に知り合いはいなかった。翌年長女を出産したが「引きこもっていた」。初めての子育てで授乳や泣いた時の対処など、すべてが不安だったが、頼る人がいない。長女が生まれて五カ月たった日、ママ友会に初めて顔を出した。同じ年頃の子どもを育てる母親たちが共感してくれ、「すごく楽になった」。双子の子育ても経験し、リトミックの資格を取得。「子育てに前向きになれる場所をつくりたい」と、二〇〇四年によしよしを立ち上げた。

 「他のお母さんともつながれるし、子どもにも家ではできない体験をさせてあげられる」と話すのは、一歳三カ月の長女美咲ちゃんとよしよしの活動に参加した元保育士の佐野久美子さん(41)。一歳半の次男朝士(あさと)君を連れた主婦馬場恵美子さん(39)も「普段は上の子二人にかかりきりだけど、よしよしに来ている間は次男との時間をつくれる」とほほ笑む。

 よしよしの講座は平日を中心に月十回以上開催。材料費や会場代など各回五百〜千円の参加費がかかる。ホームページから事前申し込みが必要。希望者は「NPO法人よしよし」で検索。

(松野穂波)

 

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