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地域がつなぐ仲間たち

音楽療法グループ「もりの声」(駿河区) 音を奏で表現引き出し

ギターを奏で、音楽療法に取り組む勝山真弓さん(左)=静岡市葵区で(勝山さん提供)

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 音楽を聴いたり、歌ったりすることで心や体を癒やし、よりよい状態に導く「音楽療法」。二〇〇八年四月から在宅の重症心身障害児・者や高齢者に向けた音楽療法の活動を続けている。

 主宰する勝山真弓さん(51)は、日本音楽療法学会認定の音楽療法士。高齢者を相手に集団の音楽療法に取り組む団体で活動してきたが、個別など少数の相手と向き合いたいと、十年前に立ち上げた。

 日本音楽療法学会は一九九五年に発足した全日本音楽療法連盟を母体とし、〇一年に設立された。会員の多くは音楽療法関係者だが、医師や作業療法士、理学療法士など専門職も多い。

 勝山さんが主に担当するのは、自力での生活が困難な重症心身障害児・者。相手が感情を表現できないため、認識を深めてもらう意味で最初と最後は同じ歌を使用している。

 勝山さんはギターや電子ピアノを使って自作の音楽を奏でるほか、相手にも手作りの楽器を使用し音を出してもらう。勝山さんは「歌って音を出してもらうことで表現を引き出す効果がある」と説明。家族との意思疎通が進む利点もある。

 学会によると、脳疾患の後遺症で動作や言語が不自由な患者に音楽療法を用いることで、改善やリハビリに取り組む意欲が高まるという。もりの声でも、認知症で寝たきり、無表情だった高齢者が、特定の曲を流すことで昔の記憶がよみがえり、表情が豊かになることもあった。

 二十四日午後二時から、静岡市葵区の「市番町市民活動センター」で、認知症が心配な方とその家族を対象とした音楽療法を開催する。参加費は一組三千円。十七日までに本人と家族の名前、年齢、連絡先を書いてファクスかメールで申し込む。ファクスは054(258)2313、メールアドレスはqzt06426@nifty.ne.jp

(沢田佳孝)

 

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