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清香探撮(せいこうたんさつ)

警察犬 (4)追う 「ついて来い」足跡を嗅ぐ

警察犬「ショウ」。視線の先にはいつも訓練士の坂本昌代さんがいる=静岡市葵区で

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 アパートに警察犬の「ショウ」が立ち寄る。強盗犯のにおいを追う捜査。が、犯人はいない。後日、アパートに空き巣が入った。同一犯とみられた。

 ショウは空き巣の下見をした犯人の足跡をとらえていたのだ。「ショウ、よく頑張ったなぁ」。ある警察官が訓練士坂本昌代さん(61)=静岡市葵区=に活躍を教えてくれた。

 シェパードの雄で八歳。警察犬の能力審査科目は二種類ある。犯人のにおいをたどる足跡追及と、かぎ分ける臭気選別。ショウは両科目に合格している。

 坂本さんは七年前、民間の警察犬訓練所でショウと出会った。飼っていた別の犬のしつけのために通っていた。ショウは生後二カ月。なつかれ、引き取った。

 「物覚えが良く、能力を引き出したいと思った」。訓練士の指導を受けながら足跡追及や臭気選別を教えた。ショウは一歳で警察犬に、坂本さんは訓練士として認められた。

 坂本さんの自宅でショウは素に戻る。「ハエやカが怖くて震えている」。が「現場では『ついて来い』という感じ」。においを追うショウと坂本さんの足跡は今後も重なっていく。

写真・文 浅野恭

 

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