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清香探撮(せいこうたんさつ)

警察犬 (2)育てる 自ら考える反復練習

臭気選別訓練をする「チャオ」。繰り返すことで考える力を養う=浜松市北区の浜松三方原警察犬訓練所で

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 においが付いたガーゼを嗅がせる。ラブラドルレトリバーの「チャオ」。雄で一歳になる。十メートル先に置かれた台上の五枚のガーゼに鼻を付け、同じにおいを探す。臭気選別訓練だ。

 浜松市北区の浜松三方原警察犬訓練所。内山辰男さん(78)、哲次さん(51)の親子が経営し、訓練士として警察犬を育てている。「伏せ」「待て」に始まり、臭気の選別、追跡訓練と進む。

 「成功してもあまり褒めない。失敗しても怒らない。間違いか、そうでないかを自ら考えられる犬に育てる。そうするには繰り返し練習するしかない」。親子は口をそろえる。

 警察犬には飼育と訓練を警察が行う「直轄」と、民間が担う「嘱託」の二種類がある。静岡県警は嘱託方式で、審査会を年に一度開き、採用する犬を選んでいる。県内には日本警察犬協会公認の民間の警察犬訓練所は四カ所ある。

 辰男さんは犬を育て始めて三十年、哲次さんはその姿を見て育った。「においの嗅ぎ方一つで向き不向きが分かる。子犬の時に見極め、訓練に入る」。経験に練られた選別によって警察犬は生みだされている。

写真・文 浅野恭

 

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