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清香探撮(せいこうたんさつ)

警察犬 (1)適性 性格は繊細で敏感

警察犬「イレーネ号」。出動に備え、内山哲次さんと訓練を続けている=浜松市北区の浜松三方原警察犬訓練所で

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 残り香の軌跡を確実にたどった。

 警察犬の「イレーネ号」が行方不明となった認知症の男性の捜索に出動した。訓練士内山哲次さん(51)=浜松市北区=が男性の所有品をかがせる。路上を三十分間追跡し、一キロ先で歩いているところを見つけた。

 シェパードのメスで十歳、人なら六十歳代。五年前から警察犬として活動する。昨年は三十回出動した。

 犬の嗅覚はにおいの種類によって異なるが、酢酸なら人の一億倍といわれる。静岡県警によると、県内の警察犬は三十匹いる。

 内山さんは「どんな犬でも警察犬になれるとは限らない。性格が影響する」と話す。イレーネ号は広島県のブリーダーから購入した。「適度に繊細で敏感に反応する」適性を感じた。

 浜松市北区の浜松三方原警察犬訓練所で訓練を続け、警察の出動要請に備える。「電話が鳴り、話し声を聞くだけでソワソワし始める」

 現場で目的の人や物を発見すると、内山さんの顔を見る。「無事に見つかると、ほっとする。私の心を読むことにもたけている子です」。警察犬は鼻が利くだけではない。 

写真・文 浅野恭

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