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清香探撮(せいかたんさつ)

高砂香料工業 (5)高砂珈琲 濃縮エキス ほのかに

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焙煎された大量のコーヒー豆。香ばしい香りが建屋内にひろがった=磐田市下万能で

 焙煎(ばいせん)機から大量の豆が放出され、建屋内に香ばしい香りが立ちこめた。「やっていることはカフェや喫茶店と、そんなに変わらない。量はケタ違いだけど」と高砂珈琲(コーヒー)磐田工場(磐田市下万能)の丸山尚男工場長(63)は話す。

 高砂珈琲は一九四六年創業の鈴木コーヒー店(東京)を前身とし、八七年に高砂香料工業の関連企業として社名を変更して、磐田市に工場を建設した。ブラジルなど十数カ国から生豆を仕入れ、高砂香料工業研究開発本部のレシピに沿って、主に高濃度のコーヒーエキスを抽出し、飲料メーカーなどに出荷している。

 生豆そのものに香りはほとんどないが、焙煎で苦味や香りが生じる。焙煎の時間や温度などが違う生豆の組み合わせ方によって、風味は大きく変わる。丸山工場長は「エキスの種類は何百とある」と話す。

 エキスの香りは、ドリップした時のようなフワッと広がるものと違い、濃縮された香りがほのかに漂う感じ。「コーヒー工場と聞いて想像する香りと、イメージが違うでしょう」。いたずらっぽく笑った。

写真・文 川戸賢一

(「高砂香料工業」編を終わります)

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