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清香探撮(せいかたんさつ)

公園 (5)浜松城天守門 地元木材 出世の門出

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浜松産の木材で復元された浜松城の天守門=浜松市中区元城町の浜松城公園で

 門をくぐると、マツにスギ、ヒノキが香る。浜松市中区元城町の浜松城公園。天守閣の東約五メートルにある石垣の間に、天守門が浜松産の材で復元されている。

 門は高さ約十メートル、幅約四メートル。上部は敵の侵入を防ぎ天守閣を守るための櫓(やぐら)になっている。発掘調査と古地図を基に設計された。浜松城館長代理の枩田(まつだ)由紀子さん(61)は「朝、櫓の出入り口を開けると、木の香りがする」と話す。

 着工は二〇一二年七月。市内の山林から材を切り出しかんなをかけ、基礎工事を経て組み上げた。櫓にしっくいを施し瓦を葺(ふ)き、一四年三月に完成した。

 浜松城は徳川家康が四十五歳まで十七年間を過ごした。以降、多くの城主が幕府の要職に就いたため「出世城」とも呼ばれている。

 昨年に城を訪れたのは二十七万人と過去最高となった。「直虎とお城ブームなのでしょうか」。今日も市内産の木の香りが人々を迎える。

写真・文 山田英二

(「公園編」は今回で終わります)

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