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除雪機 これから青の時代

歴代の青色ヒーローを起用した看板と製品を前に販売増への意気込みを語るヤマハモーターパワープロダクツの担当者たち=掛川市で

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◆ヤマハ発子会社 歴代戦隊ヒーローとタッグ

 「除雪は青の時代!」。ヤマハ発動機の子会社で除雪機を製造販売するヤマハモーターパワープロダクツ(YMPC、掛川市)は、ヤマハ発の家庭用除雪機が今年で四十周年を迎えるのを機に、製品のカラーを前面に出した販売キャンペーンに乗り出す。テレビ番組「スーパー戦隊シリーズ」の歴代の青色ヒーローをイメージキャラクターに起用し、国内シェア首位の「赤色」ホンダを追い上げる。

 ヤマハ発が除雪機の取り扱いを始めたのは一九七〇年代前半。二輪車の販売が落ち込む冬に売れる商材を店に届けるためだった。当初は米国製品を輸入していたが、日本の重く湿った雪質に合わず、東北の農機メーカーの協力を得て七八年に初の自社モデル「スノーメートYT665」を発売した。

 二輪車のエンジンや車体の技術を生かし、独自の静音設計や雪を飛ばしやすいシューター、積もった雪を押して集める除雪ブレードなどを搭載したモデルを次々と開発。二〇〇七年からYMPCに移管した。現在の製品群は十五モデルに拡大。国内シェアは約二割で、ホンダの約六割に次ぐ。

 「除雪機は暖かいイメージのある赤や黄色が主流だけど、ヤマハ発は初代から青色。業界では唯一です」

 YMPCの開発担当者は胸を張る。しかし、除雪機の購入を検討する人でも、メーカー各社のブランドイメージが弱いことが市場調査で分かり、節目を機に「唯一の青」を強調したキャンペーンの実施を決めた。

 一九七五〜七七年放映の「秘密戦隊ゴレンジャー」のアオレンジャーや、二〇〇九〜一〇年放映の「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンブルーらが登場するインターネット動画の放映を既に始め、九月からテレビCMも流す。十一月までのキャンペーン期間中に除雪機を購入した四十人に抽選で青い海を楽しむ沖縄旅行や青色の家電を贈る。

 今年は十五モデル合計で前年比10%増の七千五百台の販売を目指す。YMPCの担当者は「四十周年を販売増で飾り、除雪機といえば青色と思ってもらえるようにしたい」と意気込む。

(山田晃史)

 

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