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常葉大菊川 5年ぶり3回戦へ

日南学園に勝利し、校歌を歌い終え駆けだす常葉大菊川ナイン=14日、甲子園球場で(川戸賢一撮影)

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 第百回全国高校野球選手権記念大会第十日の十四日、甲子園球場で二回戦が行われ、静岡県代表の常葉大菊川は第一試合で宮崎県代表の日南学園と対戦。常葉大菊川が3−0で投手戦を制し、五年ぶりに三回戦進出を決めた。

 常葉大菊川は三回、奈良間大己(三年)が二塁打を放ち、鈴木琳央(りお)(同)の左前適時打で先制した。

 六回は、榛村(しんむら)大吾(同)が三塁打を放ち、代打の岡田竜汰(同)が適時内野安打で1点を追加した。八回にも伊藤勝仁(二年)の適時打で3点目を入れた。

 投げては、エースの漢人(かんど)友也(三年)が被安打7ながらも4併殺で、相手に三塁を踏ませず完封した。

 三回戦は、大会第十三日(十七日)の第一試合(午前八時開始予定)で、近江(滋賀県)と対戦する。

◆奈良間主将 光る守備で流れ呼び込む

6回表日南学園無死一塁、好プレーで併殺を決める奈良間選手=14日、甲子園球場で

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 主将がチームを勢いづけた−。夏の甲子園第十日の二回戦で、日南学園(宮崎県)を3−0で退けた常葉大菊川。強力打線で勝ってきたが、二回戦は一試合で4併殺に仕留めるなど守備でも見せた。ともにキーマンとなったのは、奈良間大己主将(三年)だった。

 遊撃手として4併殺すべてにかかわった。一回、相手の遊直をさばいて併殺。六、七、八回は6−4−3の併殺で一気に2死を奪って相手の攻撃の芽を摘み、菊川に流れを呼び込んだ。守備練習に多くを割く菊川は、この試合も無失策だった。奈良間主将は「併殺の練習は基本から応用まで全部やってきた。でも4併殺は今までにない。出来すぎです」と笑う。

 走塁でも見せた。三回1死から奈良間主将は左前打を放つ。単打になりそうな打球だったが50メートル5秒8の俊足を生かして二塁打にした。三番鈴木琳央選手(三年)の適時打で一気に本塁まで走り抜け、走塁で先制点をもぎとった。

常葉大菊川ナインに声援を送る奈良間大己主将のはとこの奈良間佳祐さん(右)と大誠さん=14日、甲子園球場で

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 選手たちの精神的支柱でもある。練習や試合では誰よりも声を出す。控えの選手にも「ありがとう」と感謝の言葉を忘れない。

 鈴木選手は「主将としてチームを引っ張る奈良間の存在は大きい。あいつになら付いていきたい」と絶対的な信頼を寄せる。

 菊川が掲げるフルスイング野球とノーサインを体現するのが奈良間主将。静岡大会では8割超と驚異的な打率を残す。甲子園一回戦でも本塁打を放った。

 スタンドで見守ったはとこの島田商三年奈良間大誠さん(17)、佳祐さん(17)は「守備からリズムをつくる菊川らしい戦いだった」と拍手を送った。菊川と島田商とは静岡大会決勝で対戦している。

 奈良間主将は試合を振り返って「1失策でもあれば点を取られていたかもしれない。今日は守備力の勝利です」と力を込めた。

(福島未来)

 

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