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静岡写真ニュース

佐久間38.7度、中区は37.8度

かげろうで、絵のように見える車両や風景=23日、掛川市の天竜浜名湖鉄道で(超望遠レンズを使用)

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 静岡県内では二十三日、浜松市天竜区佐久間町の三八・七度が最高気温で、同地点では四日連続の猛暑日になった。次いで浜松市中区の三七・八度、天竜区船明(ふなぎら)の三七・一度、三島の三六・六度など。県内十八の観測地点のうち九地点が三五度以上になり、十三地点で今年の最高気温を記録した。

 静岡地方気象台によると、県内の観測史上最高気温は、一九九四年八月四日に天竜区船明で記録された四〇・六度。また県の消防保安課によると、県内で二十三日に熱中症の疑いで搬送された人は四十五人で、重症者はいなかった。

◆「外に出ない方がいい」命のバトン浜松副代表

 猛暑の中、特に熱中症への注意が必要なのは子どもと高齢者だ。浜松市内で子どもの応急手当てなどを指導する市民ボランティア「命のバトン浜松」の鈴木直浩副代表(46)=西区=は「水分や塩分補給はもちろん大事だが、(環境省が発表する)暑さ指数が厳重警戒になっているときは外に出ない方がいい」と呼び掛ける。

 鈴木さんは「子どもは身長が低く、地面からの照り返しが強い。周りの大人がしつこいくらい声をかけて」と強調した。自分で判断できる大人に対して、子どもは周りを気にして水分を取れないこともある。

 一方で、高齢者はのどの渇きに気付かないことも多い。若いときと比べて汗も出にくくなるため、「若者とお年寄りの体の違いを知ってほしい」と話す。

 鈴木さん自身も十年ほど前、屋外で仕事をして帰宅時に目まいを感じ、軽い熱中症と診断されたことがあるという。顔色が悪い場合は日陰で休息を取らせ、声を掛けても反応しない場合や飲み物を渡しても持てない場合は、すぐに救急車を呼ぶべきだという。

 命のバトン浜松は二十九日午後一時から、熱中症予防講座を同市浜北区の浜北地域活動・研修センターで開く。参加費五百円。申し込み不要で定員二十人。

(石川由佳理)

◆超大暑 悲鳴

「部屋に戻りたい」とねだるようなしぐさをする雌のホッキョクグマのバフィン=23日、浜松市動物園で

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 埼玉県熊谷市で国内の観測史上最高気温が記録された二十三日は、二十四節気の一つ「大暑(たいしょ)」。静岡県内も暦通りと言うには、あまりにも猛烈な暑さに見舞われた。

 三七・八度まで上がった浜松市中区。子ども二人と観光に訪れた千葉市の主婦土門杏奈さん(40)は同区鍛冶町で「千葉より涼しいと聞いたのですが、残念。子どもも汗だくで、早くホテルで涼みたい」と、うんざりした様子だった。

 浜松市動物園(西区)のホッキョクグマの親子二頭もぐったり。時折ホースで掛けられる水でしのいでいたが、午後四時半の閉園時間を待ちきれず、立ち上がって飼育室の格子窓をのぞき、中の飼育員に「戻りたい」とおねだりするようなしぐさを見せていた。

 沼津市の水族館「あわしまマリンパーク」は、屋外にあるペンギンの飼育スペースに日差しを防ぐネットを設置。ペンギンの水浴び時間も例年より長くした。

 遠州地方北部の天竜浜名湖鉄道沿線では、強い日差しで線路や地表が熱せられて発生する「かげろう」が見られた。掛川市の原谷(はらのや)−桜木間で超望遠レンズを使って列車を撮影すると、ゆらゆらとゆがみ、絵画のように見えた。

 この日、県内最高の三八・七度を記録した浜松市天竜区。二俣川で友達と水遊びをしていた二俣小二年の和田悠莉奈(ゆりな)さん(8つ)は「外は暑いけれど、川の中は涼しくて楽しい」と喜んだ。

 猛暑の影響は富士山にも。富士宮口六合目(標高二、四九〇メートル)の山小屋「宝永山荘」の渡井弘子さん(76)によると、五合目から六合目は約二十分で登れるが、暑がっている登山者が例年より多い。渡井さんは「ペットボトルのジュース、アイスなど冷たいものがよく売れる。去年の倍ぐらいかしら」と驚いていた。

 

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