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静岡写真ニュース

夜空彩る「天の川」に願い

雲を思わせるようにまばたく天の川=富士山の富士宮口5合目で

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◆富士山の富士宮口5合目

 伊東と伊豆の国の市境。雨が降る峠を越えると、雲がほとんどない富士山が目の前に現れた。星が見えそうな予感がして富士山スカイラインを五合目へと向かった。

 午後八時、暗いはずの夜空は西の空に残照があり、まだ明るい。ほぼ三日月の明かりがこんなに明るいのかと思うほど空に輝き、星の明るさを消していた。月が落ちていくのをじっと待つと、次第に星が輝き始めた。

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 雲のように見える天の川が富士山の斜面から南へと続いていた。はくちょう座、わし座、こと座の夏の大三角形。織り姫(こと座のベガ)とひこ星(わし座のアルタイル)が年に一度会う物語を聞いていた子どもの頃は、七夕の夜は晴れてほしいと思ったものだが、実はロマンチックでもないらしい。結婚して怠け者になった二人が、ちゃんと仕事をするようにと天の川で隔てられ、年に一度だけ会わせてもらうといったストーリーのようだ。

 夏の天の川は、銀河系の外れにある太陽系から、その中心付近を見た星の帯。写真を撮ると肉眼で見えない星も写っている。一体、いくつの星があるのだろう。夜空を見ていると時間が過ぎるのを忘れてしまう。

(静岡総局カメラマン・立浪基博)

 ▽データ 6月18日撮影、キヤノンEOS−1DX、16−35ミリ、マニュアル、30秒、絞りF2・8、ISO3200

 

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