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看板女優悼み熱演 伝統の湖西歌舞伎  

迫力のある演技で会場を沸かせる湖西歌舞伎の役者=湖西市新居町で

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 湖西歌舞伎保存会の三十九回目の発表会が二十四日、湖西市新居町の新居地域センターであり、伝統ある地歌舞伎の熱演を約六百五十人の観客が楽しんだ。

 湖西歌舞伎は江戸時代から伝わるとされ、戦後一時廃れたが、一九七九年に保存会が発足し、年一回の公演を続けてきた。看板女優として長年支えてきた鈴木育代さんが公演直前の十四日に亡くなり、追悼を込めた公演となった。

 今回は、二人の役者が息を合わせて舞い踊る「寿式三番叟(さんばそう)」、白浪五人男の一場面を演じる「弁天娘女男(めおの)白浪 稲瀬川勢揃(せいぞろい)の場」、鈴木さんがかつて主役の娘役を演じた「神霊矢口渡(やぐちのわたし) 頓兵衛住家(とんべえすみか)の場」の三作を披露。「弁天娘−」の見せ場、五人男がそれぞれ口上を述べて見えを切る場面では、会場のあちこちから演者の名前を呼ぶ声が上がり、大量のおひねりが舞った。

 湖西国際交流協会の「にほんごカフェ」で日本語を勉強する生徒ら十五人も、日本文化を学ぶために鑑賞。ベトナム人のグエン・トゥア・トゥアンさん(34)は「話し方や衣装が面白くて、言葉の意味が分からなくても楽しめた。日本文化をもっと知りたくなった」と話していた。

 幕あいには「湖西太鼓ゆめ昴(すばる)」も出演し、迫力ある演奏で観客を沸かせた。

(片山さゆみ)

 

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